老舗の名物は味噌とお母さん
公開日:2016年10月31日
亀戸 香取神社参道にある老舗店
明治3年からこの場所に店を構える丸定さんをご紹介します。
創業時は乾物屋だったそうですが、現在は信州や越後の醸造元に頼んで作ってもらっているというオリジナルブレンドの味噌を販売しています。
味噌を販売するようになったのは、ご主人が高校生の頃から・・ということで、もう60年以上。
全国に、この味が好きというファンがいて、わざわざ遠くから買いに来る人もいるそうです。
店を切り盛りするのは、3代目店主の豊永勝稔さんと奥さんのミヨさん、そして息子さん夫婦。この日、店にいたのはご主人とミヨさん。
気さくな人柄でいつも粋な恰好のミヨさんは、お店の看板娘的存在。
味噌樽のパッケージにも、その姿がイラストで描かれています。
なんと、ご主人と一緒に、魅力的な老舗味噌店としてドイツの雑誌にも紹介されたことがあるとのこと。
「ドイツ語だからなんて書いてあるのかわからないんだけどね(笑)」とミヨさん。
「味噌の他、これも人気よ」って教えてくれたのが、「老舗の味噌漬」。
1年間、新潟でじっくり漬けてもらっているという、丸定オリジナルの味噌漬けです。
1度食べたらクセになる味、ぜひお試しあれ!
乾物屋さんだった名残でしょうか、鰹削り節や梅干しも販売。
甘酒やお餅もあります。
店内には調味料も。
老舗にふさわしく、かといってお高くなく、厳選した品物のみ置いてあるようです。
店の前で気になったのがこの焼き物。すごい顔してますよね・・・
「これね、達磨さんなのよ」ってミヨさん。
「達磨さんは七転び八起きっていうでしょ。商売しているといろいろあるけど、ちゃんと起き上がるようにって、縁起物として置いているの」
なるほど!
それにしても、チカラ強いお顔。ご利益ありそう・・・
いつもスーパーでお味噌を買っている人がいたら、ぜったいおススメ!
味噌への愛を感じる丸定さんで、気に入った味を見つけてみませんか。