shopping_cart ふとん・寝具

わたや森(ワタヤモリ)

place東陽町駅1出口から徒歩8分

快眠を叶えてくれる、熟練職人が手がける上質布団

公開日:2020年4月7日

ここは創業1917年創業の老舗綿会社

 

わたや森

 

熟練の布団職人が丹精込めて打つ、上質な綿を使った布団が多くのファンを魅了しているこちら。日本伝統の布団店が減少傾向にあるなかで、日本のみならず、アメリカやイギリス、シンガポールなど海外にも顧客を持ち、布団業界に新風を吹き込んでいる注目店です。

 

 

自社工場を持ち、上質な綿を海外から直接仕入れて加工するため、高品質なものをリーズナブルに提供できる点に加え、この飛躍の立役者は、若き4代目の森和太さん。海外での布団人気の高まりを受け、いち早く英語のオンラインショップを開設し、日本が誇る伝統文化を発信しているのです。そして最近では、

 

「海外からご注文下さるお客様で、来日した際には実際に店舗に足を運びたいというご要望が多いんですよね。そこで、『布団ギャラリー』を江東区東陽の事務所横に作り、ギャラリー兼免税ショップをオープンさせました」というからスゴイ!

 

 

和モダンをイメージしたギャラリー内には、人気の敷布団や様々なサイズの座布団、生地見本など、見ているだけでワクワクするアイテムが勢揃い。

 

△伝統の唐草模様は根強い人気

 

△刺し子の伝統織物からモダンなデザインまで、多彩な生地見本が揃います

 

「日本のお客様も全国からご注文をいただくので、オンラインでやり取りする場合が多いのですが、近隣の方にもぜひ足を運んで、実際に触れて魅力を実感していただけると嬉しいです」。

 

△創業当時、工場で使用していたものと同型のミシン。今見るとアンティークな佇まいがお洒落ですよね

 

オンラインと同様、希望の商品、生地、コットンの種類など選び、店舗で注文、配送までしてもらえます。

 

1番人気は、寝心地抜群の敷布団と敷布団。太陽を浴びて育ったコットンをたっぷりと使った、職人さんの手による布団は、一度体験すると、他は使えなくなるほどの寝心地の良さ。深い快眠を約束してくれます♡

 

 

そのほか、座布団は業者や企業からの注文も多く、身近なところでは歌舞伎座や、江戸深川資料館、江戸博物館や、落語会場などでもこちらの座布団が使われているそうですよ。

 

 

長座布団や丸座布団は、床の間からマンションのリビングまで、どんなインテリアにもフィットすると、こちらも人気上昇中です。

 

 

 

そして、創業当時から愛されているサービスが布団の打ち直し。
「嫁入り道具として持参した布団をずっと使い続けたくて、という方や、エコの観点から、使えなくなった布団をよみがえらせたくて、という方など、根強いニーズがありますね」とのこと。

 

△本日、宮城県から届いた打ち直し用の布団。専用の梱包用袋に詰めて贈るだけなのでラクチン!

 

こちらも日本全国から受け付けているので、愛着のある布団を使い続けたい方、ぜひ問い合わせてみては。「近隣の場合は引き取りに伺いますし、遠方の場合は、梱包用の袋をお送りしています」とのこと。

 

 

コットン工場&工房に潜入

 

さて、今回は特別に事務所横の工場&工房内も見せていただきました。

 

こちら、インドやメキシコから届く精製されていないコットンです。

 

 

まだ種や茎がのこっているコットンをこの機械で精製し、

 

 

さらにも別の機械で、均一なシート状に。おお~と思わず感嘆してしまう素晴らしい仕事ぶり!

 

 

 

 

「しっかりとコシのあるインド産は敷布団に、細くて長いメキシコ産は、かけ布団に向いてるんですよ」と森さん。

 

 

 

これらのコットンを、全国の布団メーカーなどに卸しているそうです。

 

 

続いて職人さんが黙々と仕事をする工房へ。どんな布団を造るかによって、使用するコットン、厚み、重ねる部分など、細かに調整し、長年の経験に裏打ちされた熟練技で、寝心地の良い布団へと仕上げていきます。

 

△この道60年のこちらの職人さんは、1日に15枚ほどの布団を打つそうです

 

今作っているのは、出産祝いとして愛知からオーダーが入ったベビー布団。実用的かつ記憶に残る、センス溢れる贈り物ですよね。ちなみにオーダーされた方はご自宅用に何度も注文されているリピーター。自宅で使ってみて気に入ったので、その後贈り物に、という方が多いのだとか。

 

△出来上がりのベビー布団(上)。これで7,000円~8,000円程度という嬉しい価格は、自社工場を持つわたや森さんならでは

 

江東区から日本全国へ、そして海外へ。伝統技と本物の布団の魅力を多彩なアプローチで発信している森さん。近い将来、工房での布団造りワークショップも計画しているとか。今後の飛躍がますます楽しみです。

 

ワークショップなどの最新情報は、FBでチェックしてみてくださいね。

 

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