フォーにタイカレー!本場の味をワンコインで
公開日:2021年7月5日
東南アジアでよく見かける、ショッピングモールやオフィスビルに併設するフードコート。安い・おいしい・手軽と三拍子そろった、人々の日々の生活に欠かせない存在です。現地を個人で旅したことがある方、もしくは暮らした経験がある方なら、なつかしく思い出される風景ではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、そんな、本場の味と雰囲気をそのまま再現した一軒。TFTビル内のフードコートに2021年5月オープンした
アジアンスターキッチン
ベトナムのフォーとタイカレーがワンコインで楽しめるファストフード店です。
△ゆりかもめ東京ビッグサイト駅1分のTFTビル2階。各テーブルにはパーテーションを設置し、感染症拡大防止対策万全で営業中
「日本には、ベトナム料理、タイ料理とも専門レストランはたくさんありますが、ファストフード店は、おそらく弊社が初めてではないでしょうか」と語るのは、経営企画室の大塚久さん。
実は、同店を運営するのはベトナムやタイに拠点を持つ食品商社。自社で取り扱う食材と、現地に精通したスタッフ、そして現地でのネットワークを生かし、“現地のスタイルで日本の皆様に本場の味をお届けしたい”と誕生したのがアジアンスターなのです。
△迎えてくれるのはベトナム出身の店長・クイさんはじめ、ベトナム人と日本人のスタッフの方々。撮影のため、マスクを外して登場していただきました
メインはベトナムフォーとタイカレー
メニューはベトナムのフォーとタイカレーをメインに、かの有名な「金沢チャンピオンカレー」を使ったオリジナルカレーもラインナップ。
△基本のカレーは全て500円。トッピング(100円~)を選んで好みの味にカスタマイズ
△イートインのほか、テイクアウトもOK。専用容器に入れてくれます
フォーもタイカレーも現地の味を踏襲しつつ、「同ビル内で働くオフィスワーカーの方の利用が多く、連日通ってくださる方もいらっしゃるので、栄養バランスにも配慮しています」と、野菜多めだったり、カレーのご飯は十六穀米を選べたりと、ヘルシー仕様なのも嬉しいポイント。
△タイカレーは十六穀米と白米からお好みのご飯を選べます
また、タイカレーはあえてヴィーガン仕立てにし、唐揚げや春巻きなどのトッピングを選べるスタイル。好みやお腹のすき具合に応じてカスタマイズできるのも魅力です。
△カレーは種類とご飯をチョイス。辛さ度合いは唐辛子の数をチェックしてくださいね
続いて好みに応じてトッピングを追加。
△「海老揚げ春巻き」「渡り蟹揚げ春巻き」など6種がラインナップ。「海老フライ」(150円)以外は全て100円
△ランチタイムはご飯大盛り&パクチートッピング無料なので、お好みでどうぞ
特に人気は、定番の「グリーンカレー」、近年注目の「マッサマンカレー」で、いずれもタイ直送のカレーペーストとココナッツミルクを使った本格派。
△「グリーンカレー 海老揚げ春巻きトッピング」600円
実は筆者、かつてタイに10年ほど暮らし、タイ料理修行の経験もあるのですが、現地のフードコートさながらの味と雰囲気に思わず頬が緩みました。ちなみにマッサマンカレー、CNNトラベルで世界のベスト料理50に選ばれたことがあるってご存知でしたか?
ここでしか味わえないホワイトクラムのフォー
タイカレーの食べ慣れたおいしさに対し、新鮮な感動を覚えたのが「ホワイトクラムのフォー」500円。というのもこのフォー、運営会社が扱っているホワイトクラムがたっぷり入った、現地にはないオリジナルメニューなのです。
「ホワイトクラムは、ヨーロッパにも輸出されているベトナム産のハマグリ。そのおいしさを日本の方にも知ってほしいと開発したのがこのフォーなんです」と大塚さん。
△鶏出汁にホワイトクラムのうま味が溶け込んだスープは最後まで飲み干したくなる滋味深さ。油分控えめで低カロリーなのもうれしいところ
味の要となるスープは、ベトナム直送のフォー専用の鶏スープに、ホワイトクラムの出汁が溶け込んだ、いわばWスープ。出汁好き日本人のまさにツボの味、とでもいいましょうか。幅広のもちもち米麺に、海老ワンタンとフィッシュボールのトッピングが相まって、複雑なうま味が重なり合います。
その両方が楽しめる「フォー&選べる4種のタイカレーセット」(700円)、また「フォー&ホワイトクラムのチャンピオンカレー」(900円)もあり、こちらはお腹いっぱい食べたい男性に特に人気です。
店頭のイートインスペースはもちろん、天気のいい日はビル内のテラス席でいただくのもおすすめ。
東京ビッグサイトに足を運んだ際にはぜひ。ワンコインで、ちょっとした東南アジアのローカルな旅気分も味わえますよ。
※記事の内容は2021年6月時点での情報です。最新の情報は直接お問い合わせください。