肩書:表具師

日本古来の伝統技術を、今に

「表具(ひょうぐ)」や「経師(きょうじ)」って言葉を
聞いたこと、ありますか?

 

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簡単に言いますと、

表具とは、裂地(きれじ/布のことね)や和紙に糊を用いて、
掛け軸や屏風、襖などを創り上げること。
元は経本の装丁から始まった技術。

経師とは、「経本の書写を生業(なりわい)とする人」という意味もありますが、
その経本の表具をする職人を指し示す言葉でもあるそう。

 

つまり、1000年以上も前から続く
クリエイティブを支えるクリエイティブな技術、という訳。

 

 

本当の職人

古牧平市さんは、この道50年以上。
東京都のマイスター賞や優秀技術賞など、受賞歴は数知れず。

 

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一度、刷毛や筆を握ると

 

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それまで柔和な顔でお話しいただいていたのに、一転
キリッと、職人の顔に。
「切り替わる」という言葉が頭によぎります。

 

何よりも目が釘付けになったのは、

 

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その手。
「ペンだこ」ならぬ「刷毛だこ・筆だこ」がボコッと盛り上がって。
無骨ながら「仕事をしてきた手」ということがよくわかります。

 

仕事部屋の襖の奥には

 

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くるくるっと巻かれた和紙が山のように。

 

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一角には

 

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様々な形や大きさの刷毛がかけられていて。
「職人の仕事部屋」というのは、
その世界を垣間みられるからおもしろい。

 

 

つながっていられる「境目」

古牧さんは単に伝統的な表具だけを創るにあらず。
クロスの張り替えや、
洋室やフローリングにも合う襖や屏風の提案もしているそう。

 

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ちなみにこちらは

 

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廃品を活用して、古い木枠を削り直して創られた屏風だとか。
奥様が作られて「押し花」がかわいらしさを演出して。

 

「屏風って、ひとつの空間を完全に遮るものではないから、
最近また見直されているんですよ」と古牧さん。

 

 

プライベートは確保しつつ、つながっていられる安心感。
この独特の感覚、日本の心をもったみなさんならわかりますよね。

 

展示会やワークショップなんかも精力的に行い、
「表具の魅力」を伝える古牧さん。
《東京表具内装職業訓練校》の指導員も務め、
若者の育成にも力を注いでいるとか。

これから先の世代にも、
この技術、しっかりと伝承されていきますように。

 

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