プロスポーツの現場で培った技術を地元へ
公開日:2026年10月20日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
門前仲町駅からほど近い、活気あふれる通りの一角にある「もみじはりきゅう整骨院」には、スポーツに取り組む方から、地域の方まで幅広い方が訪れます。院長の飯田さんに、これまでの歩みや施術への思い、地域との関わりについてお聞きしました。

▲ 「もみじはりきゅう整骨院」。緑の看板が印象的。ガラス張りで開放的な雰囲気
旅先での鍼との出会い、そして活気にあふれた地元での開業
「もみじはりきゅう整骨院」の扉を開けると、飯田さんが柔らかな笑顔で出迎えてくれました。飯田さんは、もともとこの近くの菊川で生まれ育った地元っ子です。
「子どもの頃からこの周辺にはよく遊びに来ていて、当時からいちばん街に活気があってエネルギーを感じる場所でした。自分が独立して開業しようと考えたとき、やはり街にエネルギーがあるところでスタートしたいと思って、この場所を選びました」

▲ 開業までの歩みや、施術への思いについて語る飯田さん
飯田さんが、この世界に足を踏み入れたきっかけは、若い頃の衝撃的な体験でした。
「30年以上前、若い頃にバックパッカーとして中国を旅していたんです。その時にひどい食中毒にかかってしまい、ホテルの部屋から一歩も出られない状態になってしまって。困っていたらホテルのスタッフが、鍼灸師がいるから施術してもらえと言って手配してくれたんです。生まれてはじめて鍼の施術を受けたんですが、すごく体が楽になって『鍼ってすごいんだ!』と感動しました。そこから私も多くの方を助けたいと、この道を目指す決意をしました」
帰国後は、まず鍼灸師の資格を取得。整骨院や整形外科、在宅リハビリなどで経験を積みました。さらに知識と技術を高めるため、昼は仕事、夜は専門学校という生活を6年続けて、柔道整復師の資格も取得。万全の準備を経て開業を果たしたのです。

▲ カーテンで仕切られた清潔感のある施術スペース
「もみじはりきゅう整骨院」という名前には、飯田さんの旅先での感動と、地域の方に親しんでもらいたいという思いが込められています。
「たまたま知り合いのいる広島を訪れたとき、もみじがすごく綺麗で。そういえば、どこか人間の手のひらに似ているなと思ったんです。よく見ると『もみ』という言葉も入っていますし、ひらがな三文字や植物の名前は地元の方々にも覚えやすい。『これ以上ぴったりな名前はない』と思って名付けました」

▲ 受付には、院内の案内や施術に関する情報が見やすく掲示されています

▲ 施術前のカウンセリング。体の状態や希望を聞きながら、その日の施術内容を提案

▲ 体の状態を確認しながら、施術を進めていきます
スポーツの現場で培った経験を、日々の施術へ
「もみじはりきゅう整骨院」には格闘家やランナーといったプロスポーツ選手から、部活動に励む小中学生、市民ランナー、地元の年配の方まで、幅広いお客様が訪れます。
飯田さんは、これまでスポーツの現場にも携わりながら、さまざまな経験を重ねてきました。
「スポーツ選手の場合、『この動作をしたときに、この部分が不調になる』というメカニズムが比較的はっきりしています。だからこそ、どの筋肉や関節、あるいは神経伝達に関係しているのかを見ていきやすいんです。そうした考え方は、一般の方の不調にも通じるものがあります。お客様と丁寧にコミュニケーションを取りながら状態を確認していきます」
飯田さん自身もフルマラソンを走るランナー。スポーツを続けるなかで感じてきたことを施術の場でお客様とのコミュニケーションに生かしています。
「院で働くスタッフ全員に、私が現場で培ってきたケアの技術や考え方を共有しています。『なぜそこが不調なのか』を考えながら対応することを大切にしています」
こうした考え方を共有しながら、スタッフ一人ひとりがお客様と向き合っています。

▲ 首や肩まわりに触れながら、状態を確認

▲お客様の状態を見ながら施術していきます
施術では、鍼灸や柔道整復に加え、器具を用いた施術、高電圧電気施術なども取り入れています。施術内容は、その日の筋肉や関節の状態を確認し、お客様の希望も聞きながら提案しています。
神経系の伝達やバランスに着目した施術のほか、ランナーに多い足首のお悩みや、成長期のお子様に多い膝の違和感・スポーツによる体の悩みについても相談を受けています。
カウンセリングは、初回だけでなく毎回行い日々の細やかなコミュニケーションを大切にしています。
「以前、成長期の悩みで通っていた男の子が、数年後、彼が高校を卒業するタイミングで挨拶に来てくれて『あのとき飯田さんによくしてもらったことがきっかけで、僕もこの業界に入ることにしました』と言ってくれました。その時は、本当に嬉しかったですね!今では土曜日にうちでアルバイトとして手伝ってくれています」
一人ひとりの体と心に寄り添う「もみじはりきゅう整骨院」らしい心温まるエピソードです。

▲ スポーツに関する相談にも対応しています

▲ 筋肉や関節の状態を細かく確認
スポーツの現場で得た経験を、地元の街と子どもたちへ
飯田さんは、格闘技大会の現場サポートにも約10年間携わり、「リングドクターアシスタント」として医師のサポートを担当してきました。
「試合前は筋肉を緩めすぎないように促し、試合後は疲労した体をすぐにケアします。様々な選手を100大会ほど見てきたので、その場での対応が可能です」と語ります。
こうしたプロの現場で培った知識や判断力は、現在の施術にも活かされています。

▲ 施術や会話を通じて、お客様と向き合っています
今後の展開について、飯田さんは店舗を拡大すること以上に、地元への還元について想いを語ってくれました。
「今後は事業を大きく広げるということよりも、私がプロスポーツの現場で培ってきた経験や知識を、江東区の皆さんにもっと還元していきたいと思っています。特に部活動や大会を控えている地元の小中学生や高校生たちが、元気に挑戦できるよう全力でサポートしたいですね。日常のちょっとした不調からスポーツの本格的なケアまで、誰もが安心して頼れる『街の心強い存在』として、これからもこの地域にしっかり根を張っていきます」と飯田さん。

▲ 地元に貢献したいという気持ちを強くもっている飯田さん
「施術を受けにくるお客様の半分は地元の方々」という飯田さんの言葉のように、「もみじはりきゅう整骨院」は、スポーツ選手だけでなくご高齢の方からお子様まで、さまざまな方が訪れています。体のことを相談したいときに、身近な選択肢の一つとしてもらえる場所を目指しています。
※2026年9月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
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