西大島の「ヘアドネーション 賛同サロン」で、あなたの“髪”寄付しませんか?
公開日:2017年7月24日
「ヘアドネーション」知っていますか?
「西大島のヘアサロン・ドゥームさんがヘアドネーションはじめたんですって」
そう伺った時、「ヘアサロンだからきっと新しい髪型なのかな、それともマッサージとかだろうか……」と思ったのは、筆者だけではないはず。
実は、有名女優さんやモデルさんも参加したことから話題となっている“髪の毛を寄付する”ボランティアが「ヘアドネーション」なのです。
白血病や小児がん、また大人でも治療中、どうしても髪が抜け落ちることがあります。そんな時に「本物の髪で作ったリアルなウィッグ」があると心の支えになることも。
その「ヘアドネーション」を実施している「Japan Hair Donation & Charity」(略してJHD&C)にて、公式賛同サロンと認定されたのが、西大島駅から徒歩5分の「ヘアサロン・ドゥーム」。
店主の草薙さんに、その経緯を伺いました。
きっかけは「子どもの七五三」
にこやかで優しい雰囲気の草薙さん
━━「ヘアドネーション」に参加されたきっかけを教えてください。
草薙さん「もともと何となく知っていて、うちの子も七五三で伸ばしていたので、寄付できないかなぁと。それで“うちの店でもやろうか”と」
実際にお嬢さんが参加されました。
━━ボランティアでやられているのでしょうか?
草薙さん「通常のカット代はいただいていますが、配送料や届いた受領証をお客さんに送ったりなどはボランティアでやらせてもらっています」
店には募金箱も。
━━ヘアドネーション目的でお客さんが来られたことありますか?
草薙さん「多いときで月に4名の方が来られたこともあります。みなさん、JHD&Cの賛同店リストを見て来てくださったようです」
そんなにたくさんの方が! 江東区にもヘアドネーションに興味を持っている方、多いんですね。
どんな髪の毛が「ヘアドネーション」できるの?
━━綺麗な黒髪じゃないとだめなんですよね?
草薙さん「白髪でもパーマでもなんでも大丈夫なんですよ。とくに年齢制限もありません」
━━そうなんですか!?
草薙さん「基本的にひっぱって切れるほど傷んでいる場合は難しいですが、大事なのは長さなんです。31cm以上の長さが必要です」
━━例えば、私は髪を染めていますし、時々白髪が混じっているのですが、それでも大丈夫?
草薙さん「はい。ウイッグにはいろんなタイプが必要なのでもちろん。31cm以上あればOKです」
【ヘアサロン・ドゥームでのヘアドネーションの流れ】
①髪を伸ばす(31cm以上提供できる長さまで)
②ヘアサロン・ドゥームへ「ヘアドネーション用カット」の予約
③お店で登録用紙に記入し、髪を切る(カット費用は通常通り支払う)
④お店がカットした髪をJHD&Cに送る
⑤希望者には受領書が届く
※こちらはあくまでも「ヘアサロン・ドゥーム」の場合です。
特に“ボランティア宣言”しなくても、「髪の毛伸びてきたし、ボランティアしようかな」というところから始められるんですね!
伸ばしている途中でも夏をすっきり!
今回は「ヘアドネーション」について伺いましたが、ヘアサロンドゥームはもちろん、通常のヘアサロンとしてもお客さんをお迎えしています。
この暑い暑い夏は「ミントシャンプー」という強い味方も用意してくれていますよ。
すごい爽快感!と噂のミントシャンプー。
お客さんの感想は「想像していた以上の爽快感!」と驚かれるそう。これならショートの人もヘアドネーションで伸ばし中の人も、頭皮がすっきり!
最後に「31cm以上伸ばすコツ」を聞いてみました。
「その時々の長さを楽しむことじゃないでしょうか。ただ伸ばし続けると大変ですから、その時にできる髪型を楽しんで」
と、草薙さん。
時折、草薙さんのような「ヘアドネーションに賛同している美容師さん」に、髪型を相談するのも楽しそう。
だって、パーマも、カラーもOKなんですから!