すり身揚げに刺身…極上の魚料理が楽しめる隠れ家店
公開日:2020年6月22日
木場駅と東陽町駅のちょうど中間あたり。住宅街にひっそり佇む居酒屋&定食屋さん
魚料理 あづま
駅から徒歩10分ほどと決してアクセス至便ではないけれど、根強いファンに愛される、知る人ぞ知る名店です。
△お昼は定食屋さん、夜は居酒屋として営業中。現在はお弁当の販売も行っています
約100年前、初代が専門に扱っていた魚の練り物を名物に、二代目がお店をオープンさせたのが37年前。現在は三代目の奥様と息子さんが伝統の味を引き継いでいます。
多くの居酒屋が軒を連ねる東陽町・木場界隈において、とびきりおいしい魚が食べられる店として知られるこちら。普段あまりメディア取材を受けることはないそうなのですが、地元密着の情報媒体ということで、今回特別にことみせの取材にOKいただきました!
早速いただいたのが、名物「すり身揚げ」。その時期一番おいしい旬の鮮魚を使い、注文を受けてからひとつずつ揚げるというこだわりの逸品、金目鯛やタラなど、高級魚を惜しげもなく使っているので、旨みも弾力も格別です。
一口サイズで5種の味が楽しめるのも嬉しいポイント。コーン&ソーセージ、紫蘇、きくらげ、ゴボウ、野菜など、季節ごとの味が登場します。
△夜は2切れずつ5種類の盛り合わせ1,000円、ハーフは500円
お昼の定食は、おみそ汁、お新香、小鉢がついてなんと750円という良心価格。なくなり次第終了なので、早めの時間にいくのがおすすめです。
△ランチ人気No.1「すり身揚げ定食」750円。ご飯大盛りは無料です
残念ながら「すり身揚げ定食」が売り切れの場合でも、とびきりおいしい定食がラインナップしているのでご安心を。
△仕入れによって内容が変わるので、メニューは手書き。店主の直筆、いい味だしてます!
その日の仕入れで一番おいしい魚が登場する「日替わり定食」や、「刺身定食」など、どれもボリューム満点でリーズナブルです。
こちらはミナミマグロ刺身定食のメイン。とろけるようななめらかな舌触りと、マグロ本来の濃厚なおいしさがたまりません。
△ランチの特別メニュー「ミナミマグロ刺身定食」は、ご飯、おみそ汁、お新香、小鉢がついて900円!あればラッキーの限定品です
そう、店主が毎週豊洲市場に足を運んで目利きする鮮魚のお刺身もはずせない逸品。
△夜は、旬の厳選鮮魚の刺身盛り合わせが登場。5点盛り1人前1,500円~
一品料理も秀逸です。巨大サイズに思わず歓声があがる「厚焼き玉子」は、なんと玉子13個を使用。厳選玉子を使い、匠の火入れ技で仕上げた玉子焼きは、とろ~りふわふわで熱々。この食感、家庭では出せません。
△甘めと出汁仕立て、お好みの味で注文できます。各1,000円。ハーフ600円
そのほか、定番「煮魚」「焼魚」や唐揚げなど、吟味した素材と丁寧な手仕事で作る逸品料理が揃い、いずれも五臓六腑にしみわたるような滋味豊かな優しい味わいです。
有名人も訪れる隠れ家店
創業当時から変わっていないという店内は、ゆったり座れるお座敷席とテーブル席を配した、まるでおばあちゃんの家に遊びに来たかのようなノスタルジックな寛ぎ空間。
昭和風情漂う雰囲気に、壁に飾られた力士のサインや番付表、巨人のユニフォームに有名俳優のサインや写真、そしてよくよく見れば、名だたるテレビドラマの台本が!
そう、実は四代目のお兄様・谷充義さんは悪役専門の俳優さん。出演した作品の台本や、共演者のサインや写真がズラリと飾られているのです。相撲関係者も常連さんで、芸能関係者と合わせて時おり食事にくることもあるのだとか。ちなみにご本人も自宅にいれば、写真撮影OKだそうですよ。
古き良き昭和にタイムスリップしたかのような和みの空間で、真心こめて作られたおいしい料理をいただく。そんなゆるりとした時間を過ごせるステキなお店。身も心もほっこりと満たされたいときにぜひ足を運んでみてくださいね。