隠れる必要のあった生ハムBAR!?

路地裏の隠れ家。

そんな表現がビタリとはまる店が亀戸に現れた。

「ワインと燗酒 Ombra」だ。

 

なんで燗酒?

数えたらきりがないワインブームが手伝って、

今やワインを置く店は決して珍しくない。日本酒も然り。

そのようななか、

あえて店名にワイン、そしてわざわざ”燗”酒を添えたのは、

店主の並々ならぬ想いがあるようで……

 

 

すべては美味なる生ハムのために

 

 

2017年3月にこの店を開いたのは、ハンチングハットがトレードマークの安西さん。

「生ハムが好きなんです。

プロシュートなんかが流行って、日本でも生ハムを提供する店が増えましたが、生ハムの奥深さは果てしないんです。

肉、部位選びから環境や製造過程、熟成期間に至るまで、妥協なく作られた生ハムがイタリアにはたくさんあるんです。

そうした、丁寧に作られた生ハムはもちろん美味しい。

そんな本物の生ハムを楽しんでいただきたくて店を出しました」

 

 

丁寧に作られたもの同士の共鳴?

都内でも滅多に食べることのできない生ハムたち。上から時計周りにプロシュット、 コッパ、サラミ

 

イタリア現地まで足を運び、生ハムを吟味し、店に揃える安西さん。

厳選した生ハムに合わせるのは、

ほかでもないナチュールワインだ。

つまり自然なワイン。

自生したブドウの実が、袋の中で熟成し、アルコールとなる……

そんな原理に沿って造られるワインたちだ。

自然に委ねるところが多いため、製造には手間がかかり、当然、生産量も限られる。

そして、ひと度口にすれば、ナチュールワインが一般的なワインと別物であることに気づかされる。

 

 

「ぼくは、わざわざ「ナチュール」って付けることに違和感を覚えますね。

これが本来のワインなんですよ。

これは白ワインですが、白くないでしょ? 透明にはならないんですよ。

ま、難しいことはさておき、

ご用意しているワインは、いずれも生ハムに合います。

旨味と塩味のある生ハムに、酸味と旨味を感じるワインが

口のなかで一体化することに驚かされると思いますよ」

 

 

この日、安西さんが薦めてくれたのは酸化防止剤無添加、そして樽とビンで長期熟成させたナチュールワイン「ラディコン」

 

 

 

もう一つの柱、燗酒のなぜ?

ワイン、それもナチュールを選ぶ安西さんが、

同じく生ハムにペアリングするのが燗酒である。

 

竹鶴酒造の雄町純米26BY(650円)。淡麗がもてはやされるなか米の旨味とまろみが感じられる日本酒だ

 

「意外に思われるかも知れませんが、生ハムと燗酒を一緒に楽しんでみてください。

燗酒が口を温めます。

そこで生ハムを口にすると、脂がやさしく溶けるんです。

良質な脂の甘みが広がり、これまでにない豊かな味わいをお楽しみいただけるはずです」

 

 

美味とともに時間を堪能できる

 

Ombraで楽しむのは、例えば、24ヶ月熟成させた生ハムや、

樹齢100年の樹木から採れるブドウから造られるワイン

そして杜氏が手塩にかけて育てた日本酒だ。

 

店は亀戸香取神社参道の商店街から一本入った路地にある。

亀戸を知る人でも道案内しづらい立地といえる。

だが、こうした喧騒と無縁の場だからこそ、気づけることがある。

 

良いものは、手間をかけてこそ生み出される。

 

滅多に出合うことのできない生ハム、ナチュールワイン、そして燗酒とともに、

豊かな時間の流れを楽しんでみてはいかがだろうか。

 

 

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