居心地の良さを作りだす、職人の技
公開日:2015年9月8日
100年以上継承された、畳職人の魂と技
大正時代から続く畳店。
「創業100年以上は経っているんじゃないかなあ」と言う店主の吉田精治さんは、4代目。
子どもの頃から畳作りを見てきたという吉田さん。何年間か別の店で修行の後、跡を継いだという畳作り40年のベテランです。
職人の道具
畳を作るのには手作業と機械作業が半々くらいということで
作業場には、畳店ならではの道具がいろいろ。
長年使っている吉田さんの相棒、畳表(ゴザ)を切るための『畳包丁』。
この大きな機械は、『かまち』という畳の短い方の辺を縫うためのもの。
台に、新しい畳表を乗せた畳を置き、機械で縫っていきます。
丁寧に、力強く、美しく、素早く。流れるような手仕事と、機械の作業で仕上げていきます。
この機械でヘリを縫って完成。
ピシッと美しく。全ての工程が終わりました。
畳の種類、多種多様
最近では、イ草だけでなく、丈夫で変色しない和紙やその他素材もあるとのこと。
こちらは、ポリエチレン製のもの。色の種類が多いそうなので選ぶ楽しさがありそう。
市松模様でモダンな和室に・・・
「こんな畳を作りたいって要望があれば、相談してね」
気さくな畳職人の吉田さんに、居心地良い和空間作りを委ねてみませんか。