豆と向き合う

早朝の闘い

豆腐屋の朝は早い。
そんなことは重々承知だが、
いざ、その現場に赴くとなるとやっぱり「早いなぁ」って身に染みる。

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午前3時半すぎ。
白い湯気がモクモクと店舗の外まで出ていて・・・

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店内を覗くと
すでに桧山勝征さん・勝利さん父子が作業をはじめている。

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豆を摺り、

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息子の勝利さんが、高温のボイラーで炊いて

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絞り出されたやわらかな色の豆乳。

 

その豆乳に凝固剤を入れて

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父の勝征さんが一心に、手早く、力いっぱいかき混ぜて。

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固まってきたら

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(あっ、これ、おぼろ豆腐に見える)
長い桶に詰めて・・・

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重しを置いてしばらく。
徐々に、徐々に水分が押し出されて。

 

黙々と、黙々と・・・
一つひとつの動きが体に染み付いているかのように
どの動きにも一切の無駄がなくて。

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そして
ひとつ豆と向き合う作業が終わると、

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手早く使用した器具を洗って。
常に美しく、清潔に。

 

そうしてでき上がる、このやわらかな色の塊。

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等間隔で切り分けて。

真摯に豆と向き合う父子の姿。
スーパーで買う豆腐とは違う。
ひとつの「作品」とでも呼びたい
そんな美しい豆腐ができ上がる。

 

 

闘いは同時進行

お豆腐の他にも作るものはいっぱい。

ほら、

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豆乳だって、カップに入れられて。
絞りたての豆乳って、温かくて、

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この瞬間にしか味わえない
独特の濃い甘みがありますよね。

 

固まってきたお豆腐を
小分けにパックに詰めて

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これが「寄せ豆腐」になるそう。

 

そうかと思えば
今度はしっかりと弾力のある豆腐を

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薄く切り分けて
スダレの上に丁寧に並べて・・・

勝征さん、どこからかまた
重しを持ってきて、スダレの上に均等に配置。

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しっかりと

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しっかりと、しっかりと水抜き。

「これは油揚げになるんだよ」と勝征さん。

なるほど!だからちょっとお豆腐がかわいそうなくらい
重しを乗せて、しっかり水を抜かないといけないんですね!

 

 

桶を持って買いに行きたい

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私の母は、お豆腐をスーパーで買っておりましたが

 

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なんだか、こんなお豆腐屋さんに出会ってしまうと
桶とかボウルを持って

 

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「お豆腐1丁と油揚げ2枚ください!」
なんて言ってみたくなるってもの。

 

この地で45年以上。

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桧山さん父子の実直な仕事で手造りされる豆腐。
毎日食べたい、豆の味がぎっしり濃い豆腐。

 

そんなことを思っていたら、

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あれ、もうすっかり夜が明けていた。
おはようございます。
なんだか朝ご飯においしい「豆腐のお味噌汁」が飲みたい。

 

 

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