身体と向き合う時間を大切に。優しい刺激を取り入れた施術
公開日:2026年9月7日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
「接骨院」と聞くと、身体を強く揉んだり、ボキッと音を鳴らしたりする施術を思い浮かべる人もいるかもしれません。
2013年7月7日に開院した「すずらん接骨院」で大切にしているのは、身体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせて施術を行うこと。
現在は、CSFプラクティスなどの考え方を取り入れ、頭部を中心に身体の状態を確認しながら、やさしい刺激を用いた施術を行っています。
今回は、開院までの歩みや施術に対する考え方、日々の生活で大切にしてほしいことについて、院長の加藤さんにお話を伺いました。
柔道整復師として、20年以上のキャリア
加藤さんがこの仕事を始めた頃から持っていたのが、「いつか自分で開院したい」という思い。
そのための経験を積む場所として、まず整形外科に勤務しました。
整形外科では、骨折や脱臼、捻挫などの外傷処置やリハビリテーションの補助などを行う医療スタッフを務め、その後は接骨院で経験を重ねていきました。
現在では、骨折などの場合は整形外科を受診することが一般的ですが、加藤さんにとって、整形外科で身につけた外傷に関する知識は、その後の施術の土台になっています。
そして2013年7月7日、七夕の日に「すずらん接骨院」を開院。
「すずらん」という名前は、花言葉にある「幸福」にちなんだものだそうです。
「来ていただいた方に、少しでもいい時間を過ごしてもらえればと思っています」
そんな思いを込めています。

△お客様の話を聞きながら、身体の状態を確認する加藤さん

△院内の施術スペース。落ち着いた雰囲気の院内です
たどり着いたのは、やさしい施術
現在、すずらん接骨院で取り入れているのが、CSFプラクティスなどの考え方です。
CSFとは脳脊髄液のことで、加藤さんは頭部を中心に身体の状態を確認しながら、お客様が無理なく受けられる範囲の刺激を加えていきます。
一般的なマッサージのように、強く押したり揉んだりするのではなく、身体の状態を確認しながら進めていくのが特徴です。
取材時には、実際の施術の様子も見せていただきました。
頭部にそっと触れながら、動きや身体の反応を確認していく加藤さん。
施術を受ける人からすると、「こんなに軽い刺激なの?」と思うかもしれません。
加藤さんによると、最初はその刺激の少なさに驚く人もいるそうです。
「強い刺激を加えることだけが施術ではないと思っています」
さまざまな経験を重ねる中で、現在の施術に対する考え方へと変化していったといいます。

△頭部に触れながら、身体の状態を確認する加藤さん

△頭部にそっと触れながら、状態を確認する施術

△頭部から首にかけて、状態を確認しながら施術を行う様子

△身体の状態を確認しながら、下半身への施術を行っている様子
痛みの裏側にある「なんとなく調子が悪い」にも目を向ける
お客様は20代から60代まで幅広く、相談内容もさまざま。
腰や首、肩などの痛みについて相談する人もいれば、日々の生活の中で「なんとなく調子が悪い」と感じている人もいます。
特に加藤さんが話していたのが、季節や環境の変化と身体の状態について。
例えば、頭痛や不眠、季節の変わり目に体調を崩す人。
「病院で検査をしても異常はない。でも、なんとなく調子が悪い」
そんな人も少なくないといいます。
特に梅雨や夏の暑い時期など、気圧や気温、湿度など環境の変化が大きい時期には、不調を感じる人も増えるそうです。
だからこそ加藤さんは、施術だけではなく、生活習慣についても話をします。
「ちゃんと寝ています」と答える人にも、どんな環境で寝ているのか、睡眠の質はどうなのかまで確認。
必要に応じて、食事や腸内環境などについてもアドバイスしています。
「一度いい状態にしたら、それを持続させることも大切ですから」
施術を受けて終わりではなく、普段の生活の中で身体を良い状態に保つことまで考える。
そこにも加藤さんのこだわりがあります。

△脳脊髄液の循環について、図を使って説明する加藤さん
学び続けるからこそ、施術もアップデート
20年以上の経験を持つ加藤さんですが、「経験があるから十分」と考えているわけではありません。
現在も毎月のように勉強会やセミナーに参加し、新しい施術や技術を学んでいます。
時には、加藤さん自身が講師として参加することもあるそう。
「技術を更新していくことは大切だと思っています」
長年の経験を土台にしながら、新しい知識や技術を取り入れていく。
それが、現在のすずらん接骨院につながっています。

△模型を使いながら、頭蓋骨の仕組みについて説明する加藤さん
「原因が分からない不調」に悩んでいる人へ
すずらん接骨院には、幅広い年代の人が訪れます。
近隣から通う人だけでなく、インターネットで探して訪れる人や、加藤さんが以前住んでいた地域で施術を受けていて、引っ越し後に改めて探して来る人もいるそうです。
一人ひとりの身体の状態を確認しながら、無理のない施術を行う。
だからこそ、継続して通う人も少なくありません。
「原因が分からないけれど、自律神経系の不調がある方は、ぜひ一度受けてみてください」
強い刺激を受けることに不安がある人や、「接骨院って痛そう」と思っている人にも、一度知ってほしい施術。痛みを感じにくい人も多いそうです。
身体の痛みだけではなく、日々感じている「なんとなくの不調」にも目を向けてくれる場所です。
身体の声に耳を傾けながら、自分自身の健康を見つめ直す。
そんなきっかけを、すずらん接骨院で見つけてみてはいかがでしょうか。

△笑顔で撮影に応じてくれた加藤さん
取材後記
接骨院と聞くと、強く揉んだり、身体を動かしたりする施術を想像していました。
ところが今回の取材では、加藤さんが行う施術を実際に見せていただき、そのイメージが大きく変わりました。
『身体にそっと触れるような、とてもやさしい施術』
それでも、施術の前後で身体の状態を確認すると、力の入り方などに変化が見られました。
20年以上にわたって施術の現場に立ち、今も勉強会などに参加して技術を学び続ける加藤さん。
「強い刺激を与えることだけが施術ではない」という加藤さんの考え方が、今回の取材を通して印象に残りました。

△取材の最後に記念撮影。ありがとうございました
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