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イシイの甘栗 亀戸店(イシイノアマグリ カメイドテン)

place亀戸駅北口出口から徒歩6分

亀戸にある70年以上続く甘栗の老舗“イシイの甘栗 亀戸店”

公開日:2025年2月9日

※取材時点の営業時間、料金などが変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。

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亀戸の街を歩いていると、どこからか漂う甘い香りの先に「イシイの甘栗 亀戸店」があります。創業は1954年、もう70年以上の歴史があります。甘栗の販売を始めたきっかけは、日本と中国双方の架け橋になる商売をしたいと考え、甘栗にたどり着いたそうです。

店名は「石井商店」から「東芳商事」を経て、「イシイの甘栗」に定着。ロゴも時代とともに変化し、現在のものは、昔の書道家が手掛けた、わかりやすいものを採用したそうです。

現在は四代目が暖簾を守りつつも、実は血縁ではないという意外な裏話も。時代に合わせて進化を続ける姿は、まさに栗のような芯の強さを感じさせます。

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲暖簾の揺れる店頭

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲現在のロゴ

 

栗は「焼く」

「うちは、仕入から栗焼きまで全て自分たちでやるんです」と語る店長。その言葉通り、今日も店の奥の釜で、じっくり焼き上げられた甘栗がありました。イシイの甘栗 亀戸店では今日売る栗は今日焼くのがモットー。釜で焼く原理は焼き芋と同じで、熱した小さな黒い砂利と栗をかき混ぜつつ、上下左右から均等に熱を入れます。じっくり1時間熱を通すことでホクホクと甘い香りが際立つ、看板商品の甘栗が完成します。

使用する栗は本場の河北省青龍県産。独特の風味と甘さが特徴です。

無添加ゆえ賞味期限は3日ほど。「食べきれるか不安…」と迷うお客様のために大小さまざまなサイズ展開で甘栗を販売しています。特に人気なのは250gと380gのちょうどいいサイズ。迷ったら、気軽にスタッフに相談すると最適な商品を提案してくれますよ。

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲釜が3台もありました

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲釜の回転の様子

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲豊富なサイズ展開で、選びやすい展示

 

いつでも美味しい、甘栗の理由

イシイの甘栗 亀戸店の魅力は、香りや甘さだけでなく、その食感にもあります。「温めると外の殻がパリッと剥けやすくなるんですよ」と語る店長おすすめの食べ方はオーブントースターで加熱。破裂しやすいのでおすすめしませんが、電子レンジを使う場合は紙袋に入れるのがポイント。紙袋が飛散防止と余計な水分を吸ってくれます。

保存料は一切使わず、無添加が信条。食べきれなかったら冷凍保存がおすすめ。食べたいときにサッと温めれば、あの香ばしさが蘇るのです。

 

甘栗は冬が旬!秋から冬にかけて恋しくなるのが甘栗。年に一回の秋の収穫、新栗から冬の寒い時期が甘栗の最もおいしい季節になります。イシイの甘栗 亀戸店では1年を通し甘栗を販売しています。そこで夏季に採用するのが、「個別急速冷凍(IQF)」技術。IQF加工を施された栗は、風味・味が守られることで夏場でも安定した品質で甘栗を届けることができるそうです。美味しい甘栗にはやはり理由があるのですね。

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲自宅での温め説明書が親切

 

イシイの甘栗 亀戸店

イシイの甘栗 亀戸店

▲見事に割れた甘栗

 

甘栗の輪は広がる

縁起物として昔から重宝されてきた甘栗は、年末年始に常連さんたちが「今年もこの季節が来た」とばかりに足を運びます。近年は外国人観光客や若者世代の姿も目立ってきました。イシイの甘栗 亀戸店は幅広い層に愛される存在になっています。

また、全国に宅急便で配送可能なため、遠方に住む大切な人へ香ばしい甘栗を贈れば、季節のご挨拶や縁起物としてきっと喜ばれるでしょう。

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲輝く甘栗がまぶしい

 

伝統と挑戦を重ね、次なる一手へ向けて

「甘栗をメインにしつつ、栗を使った新しい挑戦も考えています」と店長は語りました。これからどんなイシイの甘栗 亀戸店の楽しみ方が生まれるのか期待が膨らみます。

「甘栗で笑顔を増やしたい」という思いは変わらず、これからも地域に根ざし、フレンドリーなスタイルでお店を続けていきたいと話してくれました。
伝統を守り、新たな挑戦を重ねながら、香ばしい甘栗の香りとともに、これからもイシイの甘栗 亀戸店の進化は続きそうです。

 

イシイの甘栗 亀戸店

▲店長の段さんに丁寧にご説明いただきました

 

 


※2025年7月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。

※記事中の金額は全て税込みの価格です。

 

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