猫を愛するオーナーが毎朝7時から仕込む栄養満点手作り定食

公開日：2024年8月2日

※取材時点の料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。

今回ご紹介するのは東陽町駅から徒歩7分、南砂二丁目住宅商店会内にある「ネコダ食堂」。

2024年3月にオープンしたばかりの、どこか懐かしい雰囲気を感じさせる定食居酒屋だ。店名と外観からわかる通り、大の猫好きであるオーナーが営んでいる。

ネコダ食堂

△猫や肉球のイラストがかわいらしい外観が目印

可愛らしい猫グッズと、どこか懐かしい店内の雰囲気で居心地がいい

2面採光で明るい店内は、テーブル席とカウンター席を完備。ご家族連れやおひとり様での利用はもちろん、人数に合わせて座席のレイアウトが可能なため大人数の宴会などでも利用しやすく、シチュエーションを選ばず訪れることができる。

△店内には内装にピッタリの80年代の昭和レトロな音楽がかかっている

「ネコダ食堂」の一番の特徴といえば、店内の至る所に鎮座している可愛らしい猫グッズ達だ。どうして猫グッズを集めるほどの猫好きとなったのか、オーナーの城戸さんにお話を伺うと意外にもこれまで一度も猫を飼った経験はないんだとか。

「猫は幼少期からずっと飼いたかったんだけど飼っちゃダメな環境にいたことが多くて。公園にいた地域猫を可愛がったり、ぬいぐるみを集めていたりしてずっと憧れ続けていた存在なんです。お店をオープンする時には猫を絡めた店名にしようと決めていました。」と城戸さん。猫グッズたちに癒されながら、ホッとしたひとときを過ごすことができること間違いなしだ。

ネコダ食堂

△気さくで明るいお人柄のオーナー、城戸さん。

猫への愛情はグッズだけには止まらない！毎朝7時から仕込む栄養満点手作り定食

毎朝７時から仕込んでいるというフードメニューは、調味料にもなるべく添加物を使用せず、食材もできる限り国産にこだわり、昆布・鰹節からとった出汁を使用しているという徹底ぶりだ。

それもそのはず。実は城戸さんは農業大学の栄養学科出身で、栄養士の資格まで持つまさに栄養のプロ。「日本食を通じて、日本をより豊かにしていきたい」をモットーに毎朝丁寧に仕込み作業を行っている。

そんなこだわりのフードメニューから今回は人気のメニューをご紹介いただいた。メニュー名からも猫愛が全面に伝わってくるので、ぜひメニュー名も一緒に楽しんでみて。

本日の定食にゃ「ハンバーク定食（肉系ネコダ定食）」 900円

ネコダ食堂

この日の「肉系ネコダ定食」は、柔らかくジューシーな王道ハンバーグに、ほんのり甘みのあるソースが絶品のハンバーグ定食。王道ハンバーグといっても、口の中でほろほろと解けていく肉の感触や、じゅわっと広がる濃厚な肉汁、最後にナツメグのスパイスが優しく香る味わいがやみつきになる。よく見るとライスまで猫がお皿の上でくつろいでいるような形になっているではないか。シンプルながらも細やかな遊び心が随所に溢れている。

ネコダ食堂

△甘めのソースで、小さなお子様から大人まで幅広い年齢層の方に人気なんだとか

さらに手作りドレッシングがアクセントになったサラダ、旬の甘いとうもろこしなど、その日の仕入れ状況で変わる副菜も一品一品手作り。体が喜ぶ定食はスープ付きでなんと900円というから驚きだ。さらにプラス100円でコーヒーもセットでつけることができる。

ネコダ食堂

体にもお財布にも優しい「本日の定食にゃ」は他にも、銀鱈や鮭の西京焼きがメインとなる「魚系ネコダ定食（900円）」、実家でしか食べられないどこか懐かしい味の「本日のネコダカレー（800円）」、「たまにあるかもミートスパ（800円）」など仕入れや城戸さんの気分によって変わるメニューをご用意。

ネコダ食堂

△900円からテイクアウトも可能。その日の対応可能なメニューは店頭にて案内している

常連さんからの人気の「ネコダゼリー（350円）」は、時間が経過してしまったコーヒーを再利用して作ったゼリーで食後のデザートにピッタリ。できるだけ廃棄されるものを減らす工夫も欠かさない。

定食メニューの他にも、仕事帰りのサクッと飲みに嬉しいおつまみメニューも豊富だ。おつまみメニューの表現からも猫愛が伝わってくる。

ネコダ食堂

ことみせくーぽんを使用すると、2,000円以上ご利用の方にサービスで提供される「にゃんぺい」と名付けられたとん平焼きのようなおつまみもラインナップ。生ビール（620円）に、ハイボール（520円）、ホッピーセット（550円）、日本酒など幅広いお酒が用意されているので居酒屋利用でもしっかり楽しむことができる。