プロの知恵、教えてもらいました~カメラ編~
公開日:2016年7月4日
カメラは習うより慣れましょう
昨今、スマホや高性能なデジカメも普及してきた事もあり、写真撮影を楽しむ方が加速度的に増えてきました。
そこで今回は、森下 のらくろ~ドにある「フォトショップ ゴメイ」店主の本橋晃さんに、素敵な写真を撮るためのヒントをいただきにお邪魔しました。
それでは本橋さん、カメラを手にした我々が、最初に何をしたらいいのでしょうか?
本橋さん:「まず、カメラ(機種)の説明書を一通り読んで下さい」
ことみせ:「説明書ですか?」
本橋「正確には、お手持ちのカメラ(機種)に慣れる事が大切なのですが、機能を引き出すのに最低限の知識は必要ですよね。けっこう説明書を読まない人は多いんですよ(笑)」
あたり前の事を見落としがちなんですね。
皆さん、説明書はちゃんと読みましょうね。
たくさん撮ることと、待つこと
ことみせ:「自身の相棒たるカメラの使い方や機能を知った上で、いよいよ撮影に入るのですが、具体的にどんな風に撮影したらいいのでしょうか?」
本橋さん:「よくある、お子さんなんかを撮影する場合ですが、同じカットで撮影しない事。デジカメの良い所は枚数をたくさん撮影できる所ですので、アップや引き、右から、左から、色んな角度から撮影すると、意外な発見がありますよ。」
ことみせ:「確かに、我々も取材時には色んな角度から写真撮影をします。」
本橋さん:「逆もしかりで、場合によっては『じっと待つ』のも大事です。それこそ、ダイアモンド富士やF1を撮影しているプロのカメラマンと同じ感覚です。そのベストショットを撮影する一舜のチャンスを待つ忍耐力も時には必要です。」
これは我々の仕事にも役立つ内容じゃないですか(笑)
自分が撮影した写真を確認しよう
デジカメの長所でもある「たくさん撮影できる」という部分が、実は最近では逆転して短所になってしまっている場合もたくさんあるそうです。
本橋さん:「撮影した写真を全部をプリントする必要はないのですが、パソコン上ででもいいので、自身が撮影した写真は、チェックした方が絶対にいいです。自分の撮影した写真を見ると、何が良くて何が悪いのかが理解できますし、選ぶ眼も養われます。」
ことみせ:「確かに!大丈夫と思っていた写真も実はピンボケだったという事も・・・(泣)」
お客さんの中には、デジカメに写真を3,000枚近く画像を保存して、それで満足してしまっていた方もいたとか。
皆さん!撮った写真は自身の眼で確認しましょう!
コレを繰り返した結果、お客さんの中には、デジカメを購入してから約2年でコンテストで入賞したという実績を持つ方もいたそうです。
フォトマイスターの実践指導
せっかくなので、本橋さんに同じカメラで同じ物を撮影してもらうという、実践指導をしてもらいました。
まずは私(ことみせスタッフ)が撮影したもの。
つづいて本橋さんが撮影。
何が違うのか、鋭い方にはすぐにお分かりだと思いますが、私が撮影した物には窓の後ろに自転車が映り込んでいます。
実はこうした「ちょっとした部分」が上手いか下手かの別れ道・・・(泣)
ココで本橋さんからアドバイス。
本橋さん:「その写真に求める物が「イメージ」なのか「物」なのかで、撮影の方法が変わるんですよ。」
う~ん、奥が深い。
今回の記事の内容以外でも、カメラ(機材)や写真に関する相談には何でも「遠慮なく聞きに来て」と本橋さん。
江東区は「植物の豊富な公園」「海や川という水辺」「夜景」など、撮影スポットが豊富!
撮影スポットの相談にも乗って下さるそうですよ。
本橋さん、ありがとうございました!