プロの知恵。教えてもらいました
公開日:2016年4月15日
家にあるダサい器を使って、街の花屋さんに
フラワーアレンジをやってみてもらった結果
家で使っている小鉢やジャムのビン。
(一番左はことみせスタッフが夜、家で飲んだカップ梅酒。)
花瓶でもない、むしろ燃えないゴミの枠。

この、たいして可愛くもないヤツを使って、街の花屋さん「フローリスト大塚」の店主、大塚弘章さんにお花を活けてもらってみました。
大塚さんが取り出したのはコチラ、「アビス」というシダの仲間です。

あれ?切っちゃうの?
堅い芯のところ以外をザザー!!ハサミを使ってもいいらしいよ。

くるくる。
この時、あんまりキツキツに巻かず、ゆるく巻くのがポイント。

ホッチキスでパッチン。


アビスの隙間にカーネイションを差す・・・だけ!

「母の日のカーネイションとか、いつもと違う雰囲気が楽しめるんじゃないかな。」と大塚さん。ステキな卓上花になりました♡

この「アビスくるくる作戦」のいいところは、長いお花もちゃんと立つところ。
織部の小鉢には、ゴールドスティック(黄色いほう)とレースフラワーを。
和の雰囲気がすごくカッコいい!

さて、お次はジャムの瓶。おや?炭を入れちゃいましたよ。
「BBQするお宅とかは、炭あるでしょ。それでいいからさ。」
と大塚さん。

「つげの木」を差し、

ミヤコワスレをそっと・・・

「ミヤコワスレのような野に上を向いて咲く花は、そのまますっと上を向くように生けてあげたほうがいいよ」
普通に生けると倒れてしまうところを
炭とつげの木が、花留めの役割をしてくれるんですね。
次に大塚さんが手にしたのは梅酒のカップ(こんなんがホントにアレンジになるのか?)
カラーの茎をつめつめ。

アリウムを隙間につめつめ。

モダンなアレンジになったよ!!(家で飾ってみた!ウレシイ!!)

このカラーの茎は、こんな使い方もできます。
花器につめつめ。(中で遊ばないようにきちっと詰めるのがポイント)
※花器は大塚さんの持ち物。雑貨店などで売っているものだそうです

カッターで切り込みを入れ

水も入れ・・・

さあ、好きなものを切り込みの間にバランスよく差すがいい!
ステキー!!こんなの家に飾りたい!

さて、最後のレッスン。
見て下さい!この素敵なアレンジ。これも家にあるものでできちゃうよ!

必要なものは、サラダボウルなど深めの器と、なんとハンガー

ハンガーを適当に曲げて・・・

スマイラックスを巻き付け・・・
アジサイをプラス

カラーの茎はしごいてあげると結構曲がるんですって。

ハンガーにひっかけたり、からませたりしながら
カラーをあしらいます。

アリウム追加! 花器と同じ色の花を少し入れてあげるとバランスがよくなるそうです。

出来上がり!!

ハンガーがやはり花留めの役割を果たし、動きあるプロっぽいアレンジになりました!
しかし、長年店をやっている街のお店屋さんの店主は、やはりその道のプロですね!
お教室に行くのもいいけれど、街のお店やさんがもしかしたら一番気軽に聞ける先生なのかも・・・。
お花を生ける時のちょっとしたコツを聞きたいと思ったら、街の花屋さんにGo!!
ステキな花瓶は持っておらず、オアシスも剣山もなくとも、大塚さんが家にあるものでカンタンにできる方法、教えてくれますよ。