甘く、切なく、美しく――特別な日を飾るあなたであれ
公開日:2017年12月28日
何かと伝統行事が多い冬の時期。
特別な日には、特別な装いで
「いつもと違う私になりたい!」
そんな変身願望をかなえてくれるお店がここ、江東区東砂にありました!
美容師としてはもちろん、着付けのプロでもある店主の益子幸江さんがお姉さんとともに切り盛りする
ヘアーさぶまりん美容室
以前は浴衣の着付けでお邪魔させていただいたのですが…
今回はお正月も近いので、日本髪を結い、なんと舞妓さんの姿にしていただけることに!
「好きだから」という純粋な気持ちから舞妓さん・芸妓さんの髪やメイク、着付け、そして文化や歴史についてまで熱心に勉強してきた益子さん。思いついたら京都に行くこともしばしば。
「まだまだ練習がたりないのよ」なんて言いつつも、確かな腕前の持ち主です。つい最近では、七五三のために小さなお客様を舞妓さん風に仕上げたのだとか。お写真を見せていただいたのですが、これがとっても愛らしくて!
いいなー!
私もどれだけ変われるのかをいざ、検証。
まずはビフォアーの姿をパシャリ。
はい、めっちゃ普通です。
では益子さん、よろしくお願いいたします!
肌着に着替えて、メイクと日本髪を結うところからスタート。
顔は水化粧で真っ白に。「水化粧だから、洗えばすぐに落ちるわよ」という安心の一言も。
ですがこれだけでは完全にお化け…(怖っ!)
髪方を作り始めたら、ここからが本番。何から何までも昔ながらのやり方にこだわるのが益子さんのポリシー。髪を結ぶときもゴムではなく古紙や特殊な糸を使います。
ほぼ地毛で完成させていきましたが、後ろだけは長さを出すため、つけ毛を足しました。髪の毛に艶を与えるために使う鬢付け油も、京都からの特注。あ、なんだかいい匂い…
「ここの形がね、甘く切なく仕上がらないといけないの」、と納得するまでじっくり丁寧に整え続ける益子さん。そう、この「甘く切なく」がより美しく仕上がるキーポイントであり、非常に表し方が難しい感覚なのです。
かんざし等も、今まで趣味で集めてきた骨董品を使用。本当にこだわっています。
こちらを差し込むと…
日本髪、完成!
だんだんそれっぽくなってきましたね (*^^*)
ラストは着物。益子さんが自らビーズを縫い加えたというこちらの着物は、シュッと引き締まる黒にかわいらしい刺繍が特徴的です。
さすが益子さん、着付けが早い!
「舞妓さんの着付けだから、後ろはだらりにしないとね♪」
なんて言っているうちに、長い帯もあっという間に出来上がり…
最後にメイクをちょんちょんと直せば
完成!
え?こんなに?
こんなに変わるの?
こちらがアフター。ビフォアーと比べて「本当に同一人物??」と疑わせるような出来です。
なんだか、言葉遣いや仕草まで意識してしまいますね。性格までちょっとやわらかくなっちゃたりして…?
益子さん、ありがとうございました!
新年やお祝い事、「ここぞ!」というときに気を引き締め、より気分を高めてくれるのが装いの役目。いつもと違う魅力をもつ自分を引き出してくれる東砂の美容室ではきっと、今日も誰かが、大変身しています♪