東砂で創業90年以上、不二の湯の名物は看板犬と最新設備
公開日:2022年8月31日
東砂8丁目の「不二の湯」。2020年に創業90年を迎えた、昭和の面影を残す銭湯です。
荒川の下流で最も河川敷に近い銭湯ということもあり、ジョギングやサイクリングの途中に寄って一息つける、使い勝手の良さも魅力です。
夜8時以降、3代目店主の内田さんと共にフロントに現れるのがこちらの3匹。向かって左からフクちゃん、ソラちゃん、ラブちゃん。お顔がそっくりな3匹のトイプードルはお父さんと子どもたち。
普段はおとなしい3匹ですが、男性のお客様が来ると一斉に吠えてご挨拶。「吠えられてもかわいい」と、愛嬌ある3匹の看板犬に会いたくて訪れる常連さんも少なくないそうです。
そんな3匹に迎えられて入る湯は、円形風呂、電気風呂、泡風呂の3種類。日替わりで薬湯も楽しめます。
8月の猛暑日だったこの日は、森林浴をイメージしたジュニバーの湯。ウッディーな香りに癒されました。
古さは感じるものの掃除が行き届き、居心地の良い銭湯「不二の湯」のこちらは女湯。
縁側越しの庭を愛でながらくつろげる、男湯の脱衣所。いい雰囲気です。
昔ながらの面影を残しながらも、実は、最新の健康・美容機器を揃えてバージョンアップしているんです。そのひとつが、女湯に導入した、毛穴よりも小さな泡が霧状に出るシャワーヘッド。
「細かい泡が汚れをしっかりと洗い流します。顔や頭皮に浴びることで様々な美容効果が期待できますよ」と内田さん。
女性店主ならではの視点で取り入れた最新の設備は、他にもありました。
髪を痛めずに乾かせて全身に使える「復元ドライヤー」。
低温・マイナスイオンの風が出て、髪、顔、体と全身に使える最新のドライヤーです。頭皮マッサージ用のアタッチメントを取り付ければ頭皮をほぐしながら髪が乾かせるハイブリットな優れもので、利用は1回50円です。
やはり最近導入したというのが、温熱・電気マッサージベッド。
利用は10分200円。背中を温めながら全身をほぐすのに加え、すっぽりと脚を包んで加圧するエアー式フットマッサージャーがついた最新式のもの。マッサージベッドは女湯のみですが、男性もご安心を。男湯には、無料で使えるエアー式フットマッサージャーがあるそうです。
昭和の面影を残す銭湯、不二の湯。かわいい看板犬が待っていますよ。
※本文中の情報は2022年8月時点のものです。