旨い酒、旨い魚に舌鼓を打つ、大島の庶民的な料理屋
公開日:2020年8月27日
大島駅のA4出口から出てすぐ、新大橋通りと丸八通りの交差点にある和食料理店「呑喰茶屋 福太郎」。リーズナブルなランチ定食を提供する店としても地元でよく知られています。
店主は地元・大島出身の岡啓太郎さん。
「リーズナブルにお腹いっぱいになって帰ってほしい、みんなが満足して呑める店を作りたい」という思いから、料理居酒屋をオープンして30年近くになります。
この店の看板料理といえば、岡さん自身が吟味して豊洲市場から仕入れた魚料理。
ボリュームたっぷりの新鮮な刺し身は、どれも身がしまっていて鮮度の高さがわかります。刺し身の盛り合わせは、このボリュームでなんと3〜4人前3,500円!(1人前1,200円)。
東京でこのボリュームと価格はなかなかお目にかかれませんよね。
その日のおすすめは手書きメニューをチェック!
新鮮な肴に合わせたいのは、岡さんが酒屋さんと相談して仕入れるお酒の数々。
全国的にはまだメジャーになっていない銘柄ばかりを選んで仕入れているため、この店以外ではなかなかお目にかかれない逸品も。
3ヶ月に1度ある銘柄の入れ替えのときには、めずらしいお酒を目当てにやってくる常連客もいるそうです。
旨い肴をつつきながら、利き酒を楽しめるのも福太郎ならではの楽しみ方でしょう。
また、このお店では、冬になると相撲部屋直伝のちゃんこ鍋(1人前1,100円)も登場します。
出汁は、鶏ガラ・豚骨・香味野菜をゆっくりと8時間煮込んでとったスープをベースに、相撲部屋直伝のちゃんこ鍋をそのまま再現しました。シンプルながらリーズナブルにおなかいっぱいになると好評です。
寒くなったら、リアルなちゃんこ鍋体験もどうぞ!
店内はカウンター席と掘りごたつ式の座敷席があります。
カウンター席は、透明シートで対策ばっちり。
座敷席も、ソーシャルディスタンスを保つため、ゆったりと配置されていました。
テーブルは透明パーテーションで仕切り、対面に座っても、お客さん同士が気兼ねなく食事や酒が楽しめる配慮がされているのもうれしい限り。
幅広い年代のお客さんでにぎわう福太郎、週末は予約がおすすめです。
さて、リーズナブルなランチ定食にも定評のある福太郎ですが、残念ながらランチはお休み中。
その代わりに、11:00〜13:00は30〜40食、そして夕飯時の17:00以降に約20食の弁当を500円(税込)で販売しています。数に限りがあるので、早めに電話でご予約を。
定番は焼き魚弁当と生姜焼き弁当、唐揚げ弁当、ミックスフライ弁当。そこに、日替わり弁当を加えた計5種類。
この日の日替わりは、クリームコロッケと唐揚げなどのボリューム満点のおかずに加え、ちくわの磯辺揚げがのった鶏そぼろごはんというとってもボリューミーな組み合わせでした。
そぼろの甘辛い風味でごはんが進む、進む!
これがワンコインとは……。
お弁当の販売時には、岡さんの姪・麻乃ちゃんというかわいい看板娘が迎えてくれることもあります。
近所の人たちから声をかけられ、今日もお弁当はまたたく間に売り切れました。
※本文中の情報は2020年7月現在のものです。価格は記載のないものは全て税別です。