「クラフナ」 木場の名店を受け継ぎ、粋な酒飲みが集う居酒屋
公開日:2024年11月5日
※取材時点の営業時間、料金など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
木場駅A2出口から徒歩0分のとても便利な場所にあり、長年地元の人々に愛されてきた大衆居酒屋「東屋(あずまや)」が、新たに「クラフナ」として生まれ変わりました。2024年4月に再オープンしたこの店は、同じく木場エリアでナチュラルワインを提供する「Modern Liquor」のオーナーが経営を引き継いでおります。屋号は変わりましたが、元の「東屋」の雰囲気を大切にし、粋な酒飲みたちが集う居酒屋として、さらなる進化を遂げています。
店名クラフナの由来は?
ワインの発祥地として知られるジョージア(グルジア)で栽培されている白ワイン用のブドウ品種「クラフナ」に由来。ちなみに、クラフナは現地の方言では、すっきりとしたとか、キレが良いという意味があるようです。また、店頭に飾られているぼんぼりのイラストは、オーナーの海野さんがお友達に依頼して描いていただいたもの。キュートなデザインで、お客様を迎える素敵なシンボルとなっています。
元居酒屋ならではのカウンター席
「ふらっと立ち寄れるお店にしたい」というオーナーの想いを込めて再オープンしたクラフナ。カウンター席の魅力は、知らない人同士でも隣り合わせになることで、会話が自然に始まるフランクさがあります。居酒屋の雰囲気をそのまま受け継いだカウンター席には、お醤油や食卓塩が並び、どこか懐かしさを感じさせます。この空間で、新しい出会いや楽しい会話が生まれることもあるかも知れません。もちろん、メニューもすぐ手の届く場所にあり、気軽に注文ができるところも魅力の一つですね。
グループでも楽しめます
4人がけのテーブルはプライベート感たっぷりで、グループのご利用にぴったり。親しい仲間と一緒に、ゆっくりとお酒を楽しみたい時にちょうどいい空間です。周囲を気にせずリラックスして過ごせるので、話も弾みそうです。
定番のおつまみメニュー
「クラフナ」のメニューには、かつての「東屋」から引き継がれた、人気のおつまみが豊富に揃っています。長年親しまれてきた定番メニューは、新しい店名となった今でも健在で、訪れるたびに懐かしさと安心感を与えてくれます。
本日の日替わりメニュー
オーナーの海野さんのセンスが光るエスニックなひと皿の日替わりメニューが加わり、幅広いお客様に満足いただけるラインアップ。毎日通いたくなってしまいます。
老舗の味を引き継いだ、牛煮込み
こちらは、かつて「東屋」で根強い人気があった牛煮込みのお味をそのまま引き継いだ逸品です。特製煮込みは、じっくり煮込まれた牛肉の旨味がたっぷりと染み込み、添えられた半熟玉子と一緒に楽しむと、さらにまろやかな味を堪能できます。ボリュームは東屋時代と変わらず、一人でも楽しみやすい小ぶりな小鉢への盛り付けなので少人数での利用やお一人様にもぴったりです。
さらには、オーナーがこだわり抜いて選んだ器たち。セレクトワイン同様、オーナーの審美眼が光る趣味の良い器に盛り付けられた料理は、目にも美しく、さらに食事を味わい深いものにしてくれます。もちろん、見た目の美しさだけでなく、お味も保証つきです。
日替わりメニューは世界の料理を堪能できる!
クラフナの日替わりメニューには、各国の料理が登場します。こちらは「イカのセビーチェ」。セビーチェとは、メキシコをはじめとする中南米で人気の魚介類のマリネ料理です。一般的には、レモンやライムの酸味で魚介をマリネした料理です。こちらはイカに軽く火を通し、唐辛子やハーブ、玉ねぎなどの香味野菜を合わせて仕上げてありました。取材当日には、たっぷりのパクチーとライムが添えられ、イカのマリネがさわやかで風味豊かに仕上がっています。パクチーの独特な香りとライムの酸味が、イカの旨味を引き立ちエキゾチックな味わいを堪能できます。その日の仕入れによって異なる世界各国の料理を楽しめそうです。訪れるたびに新しい発見があるなんて、素敵ですね。
芝海老のアチャール
アチャールは、インドやネパール料理でよく見かける漬物の総称です。肉、魚、野菜などをスパイス、オイル、ハーブなどで漬け込んだ料理で、様々な種類があります。アチャールの特徴は、その酸味とスパイシーな風味です。こちらの芝海老のアチャールは、ライムの酸味が爽やかで、スパイスの香りが食欲を刺激し、お酒のおつまみとしてもぴったり。ライムとイタリアンパセリの爽やかな風味が加わり、さっぱりとした味わいが楽しめます。
絶妙なワインのペアリング
日替わりおつまみメニューには、オーナーおすすめのナチュラルワインをお願いするのが一番!今までのビール等のアルコールのラインナップにナチュラルワインが加わり、より一層美味しくお酒を楽しむことができるようになっています。こちらは、白ワインではなく白ブドウの果皮や種と一緒に発酵させる「オレンジワイン」です。ぶどうの品種は、お店の名前にもなったクラフナ100%。独特の琥珀色と、ハーブのような爽やかな香りが特徴です。個性的な料理との相性も抜群です。オレンジワインの伝統的産地ジョージアのワインで、ラベルもとっても素敵です。
ワインショップも営む海野さんがオーナーなので、ナチュラルワインのセレクトももちろんですが、ワイングラスも素敵なのです。都会のおしゃれなBARにいるかのようです。歴史あり風情があるお店と新しい洗練された感性が融合した、フュージョンも楽しめます。
お客様はこれまで東屋に通ってくださっていた常連の方に加え、「クラフナ」として生まれ変わったことで、若い世代のお客様が増えたとのこと。また、店舗の外観を一新したことで、店内の様子が見やすくなり、女性のお客様やお一人様、一見さんでも気軽に立ち寄れる雰囲気になりました。オーナーは、「ふらっと立ち寄れる、どんなシチュエーションにも合うお店を目指したい」と語ってくださいました。
これからのクラフナ
Modern liquorとクラフナの二店舗を経営されているオーナーは、ワインを楽しむお店とワイン専門販売店を両立させ、相乗効果が生まれることを楽しみにしています。多くの地元の方に愛されていた東屋から進化した「クラフナ」に、ぜひ立ち寄ってみてください。素敵な笑顔のオーナーが腕によりをかけた美味しいメニューと、素晴らしいワインのペアリングを楽しめます。
「クラフナ」は、ただの居酒屋ではなく、お越しくださるお客様がリラックスしながら、お一人様でも友人とご一緒でも、楽しい時間を過ごせるような雰囲気作りにも力を入れています。ぜひ、クラフナで極上のひとときをお過ごしください。
※2024年9月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。