職人技にぞっこん!の巻
公開日:2014年6月27日
職人さんを職場訪問
「いらっしゃい!」
優しい笑顔で迎えてくれたのは
家業である畳作りをおじいさんの代から引き継いでいる
「松田畳店」3代目店主の松田秀雄さん。
男前です!!!
松田さんの仕事場はいぐさの香りでいっぱい! いい匂い♪
お仕事をしている姿、畳を作って40数年!という年齢を感じさせません。
これぞ職人技!力強く手際よく、繊細な動きに思わずぞっこん!見入ってしまいます。
いい畳ってどんな?
こたえは・・
・選別された上質のいぐさを使っている
・使っているいぐさが長く、本数が多い
・たて糸が綿と麻の二本立てある
とのこと。
「ほら、触ってみて。違うでしょ」
そう言われて目を閉じ何種類か触ったら・・・確かに違う・・・・・
一番良いと感じたのは、お茶室などに使われるという最高級の畳。
「きめ細やかな感触なのが最も良い畳だけど、高いものでなくても家庭で使うなら充分」とのこと。
高いものでなくても、定期的に取り替えて気持ちよく生活,
これがいいようですね。
合気道畳を手で縫うという高度な技術
優秀な技術をもつ技能者として、江東区から表彰されている松田さん。
実は松田さん、合気道畳を機械でなく手で縫うという、高い技術をもっている職人さんなんです。
合気道の畳を見せていただきました。
これです!
普通の畳より、かなり大きくて厚いです。
怪我をしないように、中はすべて弾力があり踏ん張りがきくワラなんだそう。
真っ白できれいなのは、丈夫な布=帆布(はんぷ)を使っているから。
ひと針ひと針丁寧に刺していき、なんと1枚の合気道畳で、300か所!
中刺しという技法(刺し子の要領)で縫っているんですって!
「手で縫う職人が少ないので、東京都内だけでなく関東全域から注文があるんだよ」と、松田さん。
ちなみに柔道の畳はこれ。
ビニール製、なんですね。
これも、選手が動きやすく怪我をしないように・・と考えられてのことだそうです。
オシャレな和空間を演出します
フローリングでも和室空間が作れると、置き畳を使う人が最近増えているんだとか。
インテリア雑誌を見て、注文に訪れるお客さまにも対応。
必ずご希望通りにしてくれるそうです。
「お客さんに流行を教えてもらっている」と松田さん。
どんな要望にも応えられるよう、勉強しているそうです。
熟練の職人さんでも、常に学んでいるんですね!
ワタシも見習わなければ・・・
いぐさの匂いで癒され、松田さんから畳のことを学び、すっかり畳に魅了♪
休日は和室でごろりと横になりお昼寝したい・・・
そうそう!我が家もたまには畳、替えなくちゃね。
※写真中の商品価格は2014年4月時点のものですm(__)m