アスリートフードマイスターが手がける居酒屋&雑穀玄米めし専門店
公開日:2020年10月19日
今年の最強開運日である一粒万倍日&天赦日の2020年6月20日、深川一丁目交差点に「居酒屋&雑穀玄米めし専門店」が誕生し、早くも話題に。
深川 姉御家
あれ、20年前からあるあの人気店? そう思われた方、ご名答。
あの名店の女将・常泉光枝さんが、2年の充電時間を終え、同じ場所に新生開店したこちら。新橋の割烹で腕を磨き、築地の高知の魚の販売店では売り子として活躍、調理師免許・アスリートフードマイスターの資格も持つ常泉さんが手作りする、美酒と嗜みたい“まごわやさしい”お惣菜と酒肴が楽しめます。
△友人や常連さんが新生開店のお祝いに作ってくれたという提灯と看板が目印です
△「魂込めました!」というお気に入りの看板は、女将が愛する浮世絵と、幸運の印である虹がモチーフ
念のために“まごわやさしい”の説明はこちらをどうぞ。
「深川めし」「激辛料理」など当時の名物はそのままに、雑穀玄米と健康志向の料理をメインに据えたのは、アスリートフードマイスターならではの栄養学的なアプローチで、”健康と元気を届けたい“との想いから。そして充電期間中に携わったデイサービスの調理場の仕事も大きなきっかけになったそう。
△深川で生まれ育った江戸っ子四代目の女将、常泉光枝さん。前身「姉御家」からの名物「深川めし」は、戦前同じ場所で「中屋食堂」を営んでいたひいおばあ様から受け継ぐ秘伝の味
「食が細いご高齢の方でも思わず食べたくなる、見て美しく、栄養バランスに優れたメニューを考案するのが楽しくて。おいしそうに食べてくださる様子を見ると、作ること・食べることの喜びを改めて考えさせられたんです。だから私が作るのは、彩り豊かな、見て楽しい食べておいしい、“まごわやさしい”料理なの」。
その“まごわやさしい”看板メニューがこちら。
「まごわやさしいお惣菜プレート」1,200円。
22年モノのぬか床で漬けるぬか漬けやキムチなど発酵食品、高知産のみょうがをはじめとする四季折々の食材を使ったお惣菜が日替わりで9種類以上。これで“まごわやさしい”すべてを網羅!いずれも素材の味をいかした優しい味付けで、繊細な味わいの日本酒のお供にぴったり。
もちろん、一緒に楽しみたいお酒も充実しています。高知の魚の販売店時代のご縁で「高知家の魚応援の店」でもあるため、高知の食材やお酒も豊富。
さらに、焼酎やオーガニックワインなど、多彩なアルコールドリンクがオンリスト。日本酒はグラス750円。
お昼は「まごわやさしいお惣菜プレート定食」を用意。3食限定なので早い者勝ちです!
△夜の単品と同価格(1,200円)で雑穀玄米ご飯と具沢山味噌汁が付くのでかなりお得です
雑穀玄米がおいしい多彩なメニュー
栄養価の高さに加え、ぷちぷち&もちもちとした食感と噛むほどに広がるうまみと甘みが特徴の雑穀玄米。「コロナ太りが気になる方、健康志向の方はぜひ食べてみて!」。昼夜ともに20種の雑穀入り玄米が楽しめるメニューを用意しています。
雑穀玄米ご飯にあさり汁をたっぷりかけた「ぶっかけ深川めし」は、20年前からの名物を雑穀玄米でよりヘルシーに。プリプリのあさりに豆腐、キノコ、長ネギなど、素材の旨みが溶け出した味噌汁は、ひいおばあ様から受け継いだ秘伝のレシピ。高知の生姜を添えてどうぞ。
がっつり食べたい方はコレ、「深川カレーオムめしセット」。とろとろ玉子とスパイス香るカレー、ぷちぷちとした雑穀玄米が織りなす複雑なうまみはヤミツキ必至です。
「雑穀玄米チャーハン」も根強い人気。味付けは塩と醤油だけなのに、この感動的な深い味わいは、うまみの詰まったあさりと滋味深い玄米雑穀のなせる技。
「ふわとろ深川あさりオムめし」は、バター醤油が隠し味。ふわとろ玉子とあさりの旨みが溶け合います。
アスリートフードマイスター的な観点から開発した、夜限定「アスリート魚定食」は、メタボやコロナ太りが気になる方にもおすすめ。今後はランチに登場するかも!
いずれも「夜セット」は1,700円、「昼セット」は1,200円。具沢山味噌汁、サイドメニューがそれぞれ変わります。テイクアウトも行っていますよ。
非日常感あふれる姉御ワールドも魅力
深川一丁目交差点に面した店の前には立ち飲みスペースが並び、その背後のブルーのボックスには、よ~く見るとなんとウミガメのはく製が。
入口を入ると書道の大家が女将に贈った作品と、
その向かいには大ファンだという志穂美悦子さんに関連するフィギュアと、ミニ三味線・小じゃみチントン。女将は三味線の弾き手でもあるのです。
△フィギュアの横には電源完備。「電源使用OKなので、気軽におっしゃってくださいね」
さらに進むとカウンター席。昭和のホーロー鍋やカラフルな異国の器に昔懐かしい駄菓子・・・、そして正面には昭和レトロなポスターがズラリ。
壁に飾られているのはモノクロの写真。
△実はこちら、女将のひいおばあ様(左)とひいおじい様(右写真右)、おじい様(右写真中央)。戦時中、おじい様に召集令状が出て、出征する時の様子だそう。戦前は中屋食堂だった場所であり、冒頭の、女将が映る店頭の写真と同じ場所!
かと思えば、スパイスマサラチャイは英国の伝統ある陶磁器ブランド「ミントン」の茶器で供されたり。
△数種類のスパイスと高知産の生姜をたっぷり使った「スパイスマサラチャイ」600円(アイス・ホット)。飲んだとたんに身体がポカポカするほどスパイスが効いてます
カオスなワンダーランドに迷い込んだような、でもなぜか居心地のいい非日常空間。
”姉御”と慕われる女将とのおしゃべりも楽しいこちら。一度足を運ぶと、料理も世界観も、クセになること請け合いです。
※価格は税抜表記です