「ヘアサロンに必要なもの」とは。〜40年間、西大島で愛され続けている理由
公開日:2015年3月25日
光だって、スタイリング剤
女性にとって、「髪を触られる」って
なんだか少し、意味があるような。
だから、みんなキレイな髪になりたい、って思うんでしょうね。
西大島駅から徒歩0分。西大島駅を地上に出た交差点の北西角の2階。
ガラス張りの美容室は陽の光がいっぱい。
路面に面している訳ではないから、恥ずかしいとは思いません。
むしろ、光が心地よく、心底ゆったりできて。
こういった心の動きはきっと、毛先にまで行き渡るのではないでしょうか、ね。
もちろん、実際のケアやスタイリングも髪に良いものばかり。
「PAMYROL(パミロール)」という
漢方シャンプー・漢方トリートメントは、
表面上の簡易的な美しさではなく
根本的に頭皮へ働きかけて
ダメージに負けない美しさを手に入れるそう。
パーマやカラーリングでは
通常の薬剤に替えて、少しでも負担を軽減するよう、
天然水を使ったものを提案したり、
「ECOCERT(エコサート)」認証を受けた
オーガニック原料のカラー剤も用意しているとか。
髪本来の美しさを引き出すアレコレがたくさん!
ちなみにこちらは、
エコロジーに対して意識の高い店舗に対して贈られる
「エコサロン」の認定も受けているそう。
「髪のお悩みは一緒に考えましょう」とスタイリストの松本 桂さん
何かを添加して美しく「見える」ようにするのではなく、
その人が持っている「素」の髪の力を引き出すために。
光溢れる美容室で、自然に、自然に、髪を目覚めさせましょう。
「何世代にも渡って通ってくださる
お客さんもいらっしゃいますね」
ふと見回すと、街のあちこちにヘアサロンが。
オープンしては無くなり、またオープンして・・・という
淘汰の激しい世界。
一方では「美容室難民」って言葉も。
この不思議な現状って、いったい何なんでしょう?
でもこちらは、
この地で40年以上。
地元の人に愛され続けている美容室って、それだけでスゴい。
「『都心のオシャレなサロンより、
“こうしたい!”って要望をくみ取ってくれる』って
いわれるとうれしいですね」と松本さん。
似合うスタイル、にしてくれる。
その上で、「この私の髪」と真剣に向き合ってくれる。
スタイリストへの信頼感はもちろん、距離感、
店全体の居心地や雰囲気。
そんな「感じるもの」がちゃんとそこにある。
それが愛される店の秘訣。
引越したって、
変わらずに通ってくださる方や、
「もう、本当に信頼しています!」と言わしめる技術や接客。
松本さんのことをはじめ、
このサロンに訪れるお客さんは
みな一様に「髪のことならカールピアモリモトさん!」と
思ってらっしゃるご様子。
そんな技や接客の「あたたかさ」を必死で会得しようとする
若手のスタイリストも。
都心のオシャレタウンではなく、
江東区の西大島の一角。
本当に信頼される店には、
目に見えない「やわらかな雰囲気」があります。