幅広い買取品目が自慢! 宝石・貴金属はプロの目で高額査定も
公開日:2024年7月8日
※取材時点の料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
2023年11月20日に開業した「買取専門さくら」。買取専門店というと大手チェーン店やフランチャイズ店が数多くありますが、こちらは住吉銀座商店街にある1店舗のみ。オープンからまだ半年にもかかわらず、丁寧な査定と温かみあふれる接客で地域の評判を集めています。
お店を切り盛りするオーナーの飯島さんご夫妻にお話を伺いました。
買取品目の多さに自信! 古い貨幣を持って来るお客様も
こちらのお店は、買取品目の多さが自慢です。
例えば、「五月人形を大きな箱ごと持って来られる方や、長年コレクションしていた大量のソフビ人形(ソフトビニール人形)をお持ちになる方もいらっしゃいます」。このような品物は、たとえ自分にとって思い入れがある物だとしても値段が付きにくく、お店によっては査定自体を受け付けてもらえないケースもあります。
しかし買取専門さくらは違います。
「パッと見ただけで『買い取れません』とは言いません。『ご来店ありがとうございます』とお客様に感謝を示すことから始め、お持ちいただいたものを一つひとつじっくり見せていただきます。値段が付かないお品物でも、せめて10円、20円でもつけて差し上げられるよう努力をしています」と飯島さんご夫妻。
▲おしゃれな店内。長年、店舗内装業に携わってきたご主人が手掛けたそうです。落ち着く雰囲気で、思わず長居してしまいそう
「大手買取専門店のような、大規模な広告を打つこともできませんので、お客様に少しでもご満足いただけるよう心を砕いています」。ある時、一人のご婦人が「ミントセット」(造幣局が毎年発行している通貨セット)を旅行鞄2つに、パンパンに詰め込んで持って来たそうです。亡くなったご主人が毎年購入していたもので、ずっと押し入れにしまい込んだままだったとか。
中身は昭和から平成にかけて発行された硬貨。すでに流通していないものも多く、自動販売機で使うこともできません。銀行で両替することはできすが、ミントセットはケースに入っているので、一つひとつ出さなければならず、それだけでも大変手間がかかります。さらに、銀行によっては古い通貨を両替する際、手数料を取られる場合も。ご主人が生前、別の買取専門店に持ち込んだ時は、査定自体を受け付けてもらえなかったそうです。
「お困りのようでしたので、丸一日かけて硬貨を数え、当店で両替(額面と同じ現在の通貨と交換)させていただきました。よく調べると中に天皇陛下御即位記念金貨が入っており、合計50万円以上の査定額をご提示させていただきました」。そんなこともあるんですね!
そのご婦人は、思わぬ収入があったのに加え、自宅の収納スペースがスッキリしたことで大喜びして帰られたそうです。
▲フロアの中央に鎮座する木彫りの大黒天。近隣のお客様がお持ちになった品物だそうです。「しかしどうしても値段が付けられず、その旨お伝えしたところ、『分かった。じゃあ、やるよ』とおっしゃるので、お預かりしています」。お客様にもお店にも、ご利益がもたらされるのかもしれません
プロだからできる! 宝石・貴金属の“適正”な査定
買取品目の多さが自慢ですが、中でもこちらの“強み”といえるのが宝石・貴金属類です。
実は奥様の優子さんは、宝石・貴金属の筋金入りのプロ。お兄様が千葉県市川市で30年以上、宝石店を営んでおられ、優子さんもそこで勤めていたからです。目利きであるのに加え、長年、お仕事を通じて築いた宝石・貴金属業界のネットワークもお持ちです。「他の買取専門店よりも多く、宝石買取業者から見積もりを取り、少しでも高い査定額をお客様にご提示するようにしています」
▲奥様の優子さんは長年、宝石・貴金属店に務めてきたプロフェッショナル。「少しでも高い査定額を提示できるように」、プロの目でじっくり見てくれます
さらに興味深いことを聞きました。優子さんによると「ファッションリング」は見る人によって査定額が変わるというのです!
「ファッションリングに付いている宝石は、値段が付きにくいものが多いんですね。なので、地金部分(リングや石座に使われている貴金属)だけを評価し、査定額を提示するお店が多いようです」。
しかしファッションリングには価値を測る尺度としてもう一つ、「デザイン性」があるのだとか。「当店は地金の価値に加え、デザイン性も評価した査定額をご提示します」。結果、より高く買い取ってもらえる可能性が高まるわけです。本当に、プロならではのお仕事ですね!
▲店内の一角に革張りのチェアーが2脚。査定に少々時間がかかる場合はこちらで待つこともできます
出張買取は「私たちがおじゃまします」
買取専門さくらでは出張買取も行っています。自宅に売りたいものがたくさんあるという方は、相談してみてはいかがでしょう?
出張買取といえばチラシやネットでも広告を見かけますが、どんな人が自宅に来るのか不安な面もあります。
しかし買取専門店さくらの場合、飯島さんご夫妻お二人、またはどちらか一方がお客様の自宅におじゃまするそうです。「私たちは実店舗を構え、顔が見える商売をしていますから」と飯島さん。安心してお任せできますね。
▲店舗内装業を本業とするご主人が、とある閉店店舗から運んできたバーバーチェアー。「そのまま廃棄するのももったいない」という思いが、買取専門店を営むきっかけになったとか。この場所で以前、家主さんが理容店を営んでいて、そのオマージュの意味もあるそうです。なんだかお店の雰囲気にぴったり。地域密着で商売をしている飯島さんご夫妻らしいエピソードです。
買取専門店を通じて住吉地域・江東区に貢献したい
飯島さんご夫妻は「この商売を通じて地域に貢献したい」と言います。
近くからいらしたご婦人が処分に困っている古い貨幣を両替してあげるのも、一つの地域貢献でしょう。
さらに、「当店には70歳代、80歳代の方々も多くいらっしゃいますが、若い人たちと比べると、『物を売ってお金に換える』という発想をお持ちの方はまだまだ少ないようです。当店を知っていただき、ご自宅にある不要なものを“生きたお金”に変え、日々の暮らしを楽しんでいただきたいです」と飯島さんご夫妻。
皆さんも、使わない物が自宅に眠っていないか、引き出しや押し入れの中をご覧になってみてはいかがでしょう?
※営業時間中でも出張買取のため、お店がクローズになることがあります。訪問する際はあらかじめ、電話でお店に確認するのが確実です。
※2024年6月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。