ゆるゆると刺激的。清澄白河のアートラボ
公開日:2017年12月22日
レトロな佇まいに、思わずうっとり見上げてしまう、清澄白河の「清洲寮」。
昭和8年に建てられた、この集合住宅の2階にある
art lab Melt Meri
清洲寮ならではのレトロな空間を生かしたギャラリー、
いや、「アートラボ」であり「アートサロン」です。
こちら、館主の「あくび」さん。
そもそも、「アートサロン」「アートラボ」って、なんですか?
アートがあって、人が集って談笑し、お酒を酌み交わしたり、情報交換をしたり。
イメージは、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルの「factory」!
現在、フォトグラファーでもあるあくびさんの個展が開催中!
ということで、行ってみました!
味わい深い木の引き戸を、カラカラ……
あくび個展 acubi.xxx Exhibition – aWa –
漆喰の壁に、赤がきれい…
「生と性と性(さが)」をテーマにした作品群は、とってもセクシー。
今回の個展は、アート、モード、カルチャーを発信するビジュアル誌「FIERCIVE」の発売に合わせて企画。10Pにわたり掲載されるあくび作品を、Melt Meriという空間で表現しています。
作品「aka」。
見開きでどどーん。
これを、Melt Meriに展示したら…?
空間まるごと表現するのが、あくびさんのこだわり。
赤い写真と
薄衣の向こうは
モノトーンの世界。
なんとも密やか。
壁の段差や、垂れ壁のラインが、また美しい……。
ここには、いろいろな人が集います。作家、写真家、身体表現をする人、建築家。さらには、ご近所さんや、通りがかりの外国人観光客まで。
そのつながりは、自由でゆるやか。
「ラボ」なので、実験の場でもあるんです、とあくびさん。
「Melt Meriだからできる表現」を提案できる作家の企画を展開していくそう。
実は、今回の個展も3か所で同時開催中。
清洲寮の1階での「iRo」、そして 森下のサトウ画材さんでの「物言う耳」。
「すべてを巡ると、さらに面白いです」とあくびさん。
この後、ことみせスタッフも行ってきましたよ。
アートの世界にとっぷり浸かり、大満足でした。
あくび個展 acubi.xxx Exhibition – aWa –
会場:art lab Melt Meri
2017.12.16(土)〜12.26(火)
13:00~19:00(最終日17:00まで)