restaurant_menu 中華料理

O2(オーツー)

place清澄白河駅B2出口から徒歩4分

清澄白河が誇る、気鋭シェフのモダンチャイニーズ

公開日:2021年9月29日

清澄白河で予約のとれないレストランとして知られるモダンチャイニーズの名店

 

O2(オーツー)

 

 

「8月まで行っていたテイクアウト販売で、近隣の新たなお客様にうちの味を知っていただくことができ、それがきっかけで店で食事を楽しんでくださる方も増えて、ありがたいですね」。

 

“生まれ育った清澄白河で愛される店を”と、2018年にこの場所で独立を果たしたオーナーシェフの大津光太郎さんは顔をほころばせます。

 

 

名店の味を気軽に味わえたランチのテイクアウトが終了となり、少々残念! ではありますが、やはりO2の真骨頂を味わうにはディナーコースを置いてありません。フレンチと中華で研鑽を積み、赤坂のモダンチャイニーズの名店で腕を磨いた大津さんが魅せる、独創的な美皿の一部、ご紹介しましょう。

 

メニューは5,500円と11,000円の2つのおまかせコースのみ。豊洲で仕入れる新鮮食材や、こだわりの銘柄肉、肉厚のフカヒレ…、大津さんが目利きする、上質食材の持ち味を生かした季節の美味が楽しめます。

 

まずは季節の前菜から。こちらは春に登場する「菜の花と水ダコのカルパッチョ」。

 

 

絶妙の火入れと調味料使いでそれぞれの食感とうまみを引き出し、太白ゴマ油と生姜とともに熱したネギをトッピング。散りばめられているのは自家製のカラスミ。見目麗しいプレゼンテーションに続き、多彩な味わいと食感が織りなす重層的なおいしさに感動必至の一皿です。

 

通年楽しめるシグネチャーは、つやつやの「チャーシュー」。

 

 

使用する豚肉は、香り高く、うま味を湛えた茨城の銘柄豚「常陸の輝き」。シナモンや八角などをブレンドした調味料・五香粉や醤油、砂糖などを合わせた漬けダレに漬け込むこと1週間。味がしっかり染みたチャーシューは、ほどよくスパイシーでしっとり柔らか。とろけるような食感と豊かな味わいが楽しめます。

 

チャーシューと並ぶシグネチャー「牛ホホ肉の煮込み」は、1時間下茹でした牛ホホ肉を、八角やシナモンで味付けし、鶏ガラスープで1時間煮込んだ後、せいろで1.5時間蒸して完成するという手間暇かかった一品。

 

 

蒸すことで余分な脂が落ち、うま味が凝縮しながらしっとり柔らかな仕上がりに。口の中でほろりとくずれる食感と深い味わいが余韻となって長く続きます。

 

こちらは11,000円コースのメイン「フカヒレ」。1人前100gもある肉厚のビジュアルに、高揚感が止まりません!

 

 

「都心の高級店では、この一品で1万円程度だと思います。上質とされる気仙沼のものと同等のクオリティでリーズナブルに提供できるフカヒレを探し回りました」と大津さん。プリプリ、コリコリとした独特の食感が、滋味深いスープと相まって…。記憶に残るおいしさです。

 

そのほか、四季折々の味覚を駆使した料理が、まるでストーリーのように展開する同店のコース料理。300~400種も揃うソムリエ厳選ワインとのペアリングが断然おすすめです。

 

 

ワインは大津さんが愛するナチュールワインを中心に、フランス産、ニューワールド産など、大津さんの料理をひきたてるこだわりのセレクト。フランス・ジュラ地方の希少な黄ワイン、ヴァン・ジョーヌはじめ、ワイン通も唸るラインナップです。

 

 

「ありがたいことに、O2を目指して遠方から足を運んでくださる方もいらっしゃいます。そんなお客様に、新旧が交差する清澄白河の魅力を知っていただけたら嬉しいですね」と大津さん。

 

スタイリッシュでありながら、地元愛にもあふれた温かみある空間で、美食と美酒に酔いしれてみて。

 

※記事の内容は2021年9月時点での情報で、表示金額は店内飲食時の税込価格です。最新の情報はお店に直接お問い合わせください。

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