フランス人も唸る、シェフのこだわりが詰まったビストロ料理
公開日:2022年10月5日
豊洲エリアの美食家やワイン好きが集うフレンチビストロ
KADOYA(カドヤ)
△豊洲駅徒歩2分。大通りから少し入った場所にある路地裏の隠れ家店です
△目印はこの看板。子豚のイラストはシェフの友人で漫画家の松島直子さん作
青森県田子産のにんにくや宮城県産しあわせコーン、徳島県産しらすなど、国産の厳選食材を使った美皿の数々がカジュアルに楽しめる隠れ家店です。舌の肥えた外国人客も多く、フランス人客をして「C’est bon! (おいしい)」と言わしめるほど。
△店内にはシェフの友人でスイス在住のフォトグラファーの作品が飾られています
食べることが好き、料理が好きというオーナーシェフ・佐々木順子さんの料理への情熱とこだわりは、前回の記事でお伝えした通り。細かく食材の産地が記載されたこの黒板メニューを見ると、改めてシェフの料理への想いが伝わってきます。
△「千葉県産ホワイトマッシュルームのオムレツ」「千葉県産いちじくと生ハムのサラダ」「播磨灘産一年牡蠣のクリームリゾット」など、ワインと楽しみたいビストロ料理がズラリ
そんなこだわりぬいたメニューのなかから、今回ご用意いただいたのは、ファンに愛される定番の品。
こちらは現地のビストロでもポピュラーな「ウフマヨネーズ~タスマニア産粒マスタードソース~」750円。
濃厚な味わいの平飼い玉子を固めの半熟に茹で、マスタードソースをたっぷりと。半熟玉子とソースがトロリと溶け合う幸せなおいしさです。粒が大きいタスマニア産のマスタードを使ったソースは、プチプチとした食感としっかりとしたマスタードの風味が際立つ、高貴な味わい。
△シェフがそのおいしさに感動したというタスマニア産マスタード。これまでのマスタードの概念を覆される、香り高く力強い味わいです
こちらも現地の定番「岩手県産いわて純情豚リブロースのリエット~パン付き~」1,380円。伝統レシピでは豚バラを使う場合が多いリエットですが、こちらではいわて純情豚のリブロースを使っています。
△凝縮した肉のうま味が堪能できるリエット。コクのある白ワイン、赤ワインとのペアリングを楽しみたい
「いわて純情豚は、味の濃い赤身と甘みのある脂身が特徴。そのなかでも赤身と脂身のバランスが良いリブロースを使い、一緒に茹でた香味野菜も混ぜ込んでいるので、肉のおいしさをしっかり感じながら軽やかに召し上がっていただけます」とシェフ。
一緒にサーブされるのは、「外国産に比べて香りが驚くほど豊か」という国産のライ麦粉と国産小麦・春よ恋を使った自家製ライ麦パン。
香り高いライ麦パンと肉のうま味をたたえたリエットが織りなす美味なるハーモニーをさらに引き立てるのはシェフ厳選のワイン。
△シェフが実際に飲んでおいしいと思ったワインを厳選。ボトル3,000円~
イタリア産を中心にフランス、オーストラリア、ニュージーランドなど、産地にこだわらずお酒好きでもあるシェフが厳選した高コスパワインが揃っています。もちろん、ブルゴーニュの村名ワインなど、ハレの日に開けたい銘柄もオンリスト。
フランスの田舎町のビストロを思わせる肩ひじ張らない空間で、心に染み入る美食と美酒を堪能できる場所。
上質を知る大人にこそ足を運んでほしい名店です。
※記事の内容は2022年9月時点での情報です。最新の情報は施設に直接お問い合わせください