観るものから作るものへ。大島の江戸切子教室
公開日:2022年12月7日
大島7丁目、江東区指定無形文化財保持者の工具が使える江戸切子教室
江東区内の有名な江戸切子工房で初代秀石に師事して腕を磨き、工場長をつとめ、二代目として「秀石」の名を継承した故・須田富雄さん。
△「二代目秀石」の作品の一部
ここ「江戸切子工房秀石」は、優れた作品の数々が高評価され「江東区指定無形文化財」の保持者となり、独立後も広く作品作りと後進の指導に尽力した二代目秀石こと須田富雄さんの工房。現在は故人の意思を継いだ家族によって、本格的な江戸切子の技術が学べる教室として門戸を開いています。
工房の代表を務める須田静代さんは、二代目秀石の長男のお嫁さん。「二代目秀石が使用した工具をそのままお使いいただけるので完成度の高い作品に仕上がります」
△生徒さんがカットする様子
工具の数は100種類以上。これらを使った制作の指導にあたるのは、北白聡志さん。二代目秀石から直接指導を受け、都内の江戸切子工房で職人として活躍。江戸切子新作展や伝統工芸展など多数受賞経験ある実力派です。
「まずは基本のカットから、カリキュラムに沿って指導を行います。ひとりひとりの進み具合に合わせてマンツーマンで少しづつ進めていくので、初めての方でも安心して受講していただけます」
最初は板状のガラスに模様を入れていき、その後、プレートへ。
さらにグラスのような立ち上がったものへと進んでいきます。
江戸切子を自分の日常使い用や大切な人へのプレゼントにしたいと、熱心に制作に取り組む生徒の皆さん。初心者からベテランまで幅広く在籍しています。
受講料は、1回3時間 4,000円。指導料・光熱費・工具使用料込みで、別途教材費と酸磨き代がかかります。
お皿を1枚完成できる体験レッスンは、材料費込みで1回3時間4,000円ですがことみせくーぽんの利用で1,000円引きに。
まずは体験してみませんか?
左からスタッフの佐々木さん、須田さん、北白さん。
※こちらの工房は「江戸切子協同組合」に加入し、規約に準じて運営しています。
組合のWEBサイト「江戸切子の登録商標」をご覧いただき、ご納得の上でご入会ください。江戸切子は江戸切子協同組合の登録商標です。切子制作をご自身で楽しむ範囲を超え、作品等販売目的で「江戸切子」を使用することはできません。
※本文中の情報は2022年12月時点のもので表示金額は税込みです。