shopping_cart 洋服・洋品雑貨

nositi(ノシッチ)

place亀戸駅北口から徒歩5分

職人と店主の真心が込められた、天然素材でやさしい洋服を

公開日:2024年1月17日

※取材時点の料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。

 

2022年12月、亀戸にオープンした天然素材と職人技のセレクトショップnositi(ノシッチ)。

 

nositi

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nositiはクロアチア語で「着る」「身に纏う」を意味する言葉。その店名のとおり、店内には、シルク生地を使ったオリジナルブラウスをはじめ、天然素材で職人技が光る衣服やアイテムが並ぶ。
柔らかい雰囲気の店内は、nositiのロゴが入ったサインや、ライトカバーなど、オーナーが手作りしたもので装飾されている。

 

nositi

△余った壁紙を使って、ロゴ文字をカッターでくり抜いて作ったというサイン。分電盤カバーにもなっている

 

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△くず繭から作ったライトカバー。膨らませた風船の周りに、煮詰めてふわふわにした繭を伸ばしながら巻きつけ、ボンドで固めて作ったそう

 

新潟県五泉市のシルクとの出会いが、きっかけ

「元々イギリスとアメリカで洋服のデザインの勉強をしていました。帰国後には舞台衣装事務所での仕事を経験し、その後、横浜にある日本最古と言われるセレクトショップで長い間勤務を。そこでは、接客からデザイン、仕入れ、企画、工場の職人との連携まで洋服にかかわる全てのことに携わっていたのですが、その中で日本の生地や縫製技術の素晴らしさを実感したんです。また、服の修理やオーダーの依頼も受けるお店でした。それらの接客でお客様の生の声に触れて、洋服づくりや素材への興味が深まっていきました。」と、オーナーは創業するまでのあゆみを語ってくれた。

 

創業のきっかけとなった出来事を尋ねると、「セレクトショップで勤務していた時代に、新潟県五泉市を旅したのですが、「紋塩瀬(もんしおぜ)」という和服のシルク生地に出会いました。そのときに自分がこれまで見てきた着物の生地とは一味違う 、光沢感としなやかさ、肌触りの良さに惹かれ、『この生地を生かせるオリジナルの洋服を作りたい』と思ったんです。」と、オーナー。

 

続けて、「セレクトショップで勤務する傍ら、趣味としてシルク生地の洋服を試作して、構想を温めていたんです。そして、前職を辞めるときにちょうどご縁をいただいたこともあり、自分のお店を持つことになりました。」と、自分のお店を持つに至る経緯を教えてくれた。

 

ウェディングにも、旅先にも、ちょっと特別な日常にも

nositiの顔は、オーナーが五泉市で一目惚れをしたというシルク生地を使った、オリジナルブラウスだ。

 

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△ブラウスは、無地/ヘリンボーン柄/水玉柄の3種類を展開。お客様のサイズに合わせて受注販売することも可能

 

実際に触らせてもらったのだが、つやつやで気持ち良い触り心地だった。張りが効いて、上品な光沢を発するブラウスを身に纏えば、爽やかな気持ちになり、日常をより豊かに過ごせそうだ。

 

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△外国人記者のナタリーさんがブラウスとパンツを試着。シルクの着心地の良さから「気持ち良い〜!」と何度もつぶやいていた

 

オリジナルブラウスのデザインにこだわりがあるかを尋ねると、「デザインをするという感覚よりも、生地が先にあって、生地が一番かわいく、きれいに見える形はどんなものかなと考えていきます。たとえば、『この張りのある生地はワンピースにしたら綺麗に見えるんじゃないか』といった感じです。」と、生地ありきでデザインを決めていることを明かすオーナー。

 

続けて、「若い頃は、デザインに憧れて勉強をしていましたが、突き詰めると生地が好きなんですよね。生地を見たときに湧く『この生地を何かにしたい』という思いを形にしていく洋服づくりのやり方が、私には向いているのだと思います。」と、生地への思い入れの深さを話してくれた。

 

そんなオーナーのこだわりが詰まったオリジナルシルクブラウスは、レンタルも可能だ。かわいくて気になるけれど、値段やお手入れにハードルを感じるという方には、まずはレンタルで試してみることをおススメする。

 

“心地よい”と感じたものを、お客様に伝えたい

ブラウス以外にも、店内に置かれる商品は、すべてオーナーの選りすぐりだ。

 

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△シルク100%のルームウェアと、オーガニックコットンとシルクの下着

 

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△体に優しい天然素材からつくられたくつ下やレギンス

 

「たとえば、昔は化学繊維100%のタイツを履いていても大丈夫だったけれど、年齢を重ねると乾燥や冷えが気になりだしてくる。天然素材のもので過ごすと 『あ、お腹が痛くなりにくいな』と実感するんです。nositiでは、自分の生活の中で実感できた良い素材を扱っています。」というオーナーの言葉からは、店頭に並べる商品へのこだわりが伝わる。

 

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△静岡県磐田市の麻生地

 

こちらの麻生地は、洋服1着を作れるサイズで販売している。この麻生地を使ったフリーサイズのワンピースやパンツが開店当初から好評とのこと。要望があれば、お客様のサイズに合ったオーダーメイドの洋服を作ることも可能だ。

 

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△天然精油でつくられたハンドケアアイテム

 

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△おうちでアウトドア気分が味わえる、焚き火台型アロマアセット。小さな木材は林業の廃材を活用したもの

 

洋服以外のアイテムは、開店当初は扱う予定がなかったそう。しかし、取引していたメーカーさんの展示会で別のメーカーさんとの出会いがあり、そこで”香り”の商品に惹かれて店頭商品に仲間入りさせたのだとか。

 

まだあまり知られていない、いい素材や製品を見つけて広めたい

「なるべく製造現場に赴き、直接聞いた作り手の思いを、お客様に伝えるようにしています。あまり世の中には知られていない、いい素材や商品を見つけてきて、今後も紹介していきたいですね。」と話すオーナーからは、生地への飽くなき探究心と本当に良いものを広めたいという熱い想いを感じ取ることができる。

 

また、取材をしている間にも、外国人記者のナタリーさんが大手衣服店でオーガニックコットンの肌着を購入したエピソードに、「えー!どこのお店ですか?いくらでしたか?私も勉強しに行かないと。」と研究熱心な反応を見せていたオーナー。

 

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こぢんまりとしたお店でありながら、人を癒し、魅了するパワーで満ちているのは、生地への情熱を持ったオーナーがいるからこそなのだと感じた。

 

上質で体に優しいものを使いたい方や、大事な人への良質なギフトを探している方、環境に優しいものを使いたい方、ぜひ一度nositiを訪れてみて。

 


※2023年11月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。

 

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