コーヒーにこだわり抜いた、路地裏の喫茶店
公開日:2025年2月4日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
今回お邪魔したのは、清澄白河駅より徒歩5分の「喫茶こくん」。
路地裏の一軒家の1階を改装している、こじんまりとした喫茶店で、店内はしっとりと落ち着いた空間で、こだわりのコーヒーをいただけます。
店主の岸田さんが、ワインバーでの経験を活かして開業されました。
お店の名前がとってもかわいいですよね。
うなずきの「こくん」に由来していて、「なつかしい味だなぁ!とうなずく」、「こんな味もあったんだ!と納得」など、それぞれのお客様がコーヒーの味を自由に感じてほしいという思いから名付けたとのことです。
▲落ち着いた感じのカウンター席
▲店主のお母様が描かれた絵
一人ひとりにあった珈琲をハンドドリップで
お店で自家焙煎した豆をお客様からの注文後に、挽いてハンドドリップする
一人ひとりの希望に応じて豆のブレンド比を指定し、オリジナルコーヒーも作成可能です。
常時20~30種類もの多種の豆を取り扱うのができるのは、店内で少量でも焙煎ができるから。焙煎体験やスペシャリティコーヒーの飲み比べ会も開催されています。
▲丁寧にコーヒーを淹れてくれる
▲今回はネルドリップで!たちまち店内にいい香りが~~~
ドリップの方法も、紙のフィルターだけでなく、金属フィルター、ネルドリップ(布)、平底型や円錐型のドリッパーなど、いろいろ種類があり、お好みに合わせたものを提案してくれます。
時にはドリップし放題のイベントを行うことも。ここで気に入ったドリッパーの購入もできます。
▲こだわりを話し始めたら止まらない岸田さん
カップもたくさん用意されていて、ヘレンドなど高級ブランド、アンティーク、作家さんのカップ、お母様の焼かれたカップなど多彩です。お店が空いている時間帯やカウンターのお客様などは、ご希望があればカップを選べるそう。
▲カップの品揃えやコーヒーの抽出器具も豊富。こだわりの一杯を気に入ったカップで飲みたいですね
▲猫好きの店主ならではの「ぐうたらブレンド」。遊び心のある猫付きカップで味わうと、いっそう美味しく感じられる
▲こくんブレンド中煎り「白」はバランスの取れた味わい
▲こくんブレンド深煎りの「デミタス」は、コーヒーの苦みをしっかり楽しめる一杯
手作りのスイーツや夜カフェも楽しめる
このお店のスイーツは、すべて手作り。一番人気は「ゴルゴンゾーラのベイクドチーズケーキ」。ほかにも「オレンジ香るリコッタチーズケーキ」や「かぼちゃ皮付きとろとろベイクド」、男性に人気なのは「バナナッツ(トリュフ塩入り)」など。
固定したレシピはなく、店主のきまぐれで作ったスイーツは甘さ控えめでとても美味!!!
▲ゴルゴンゾーラのベイクドチーズケーキ
▲かぼちゃ皮付きとろとろベイクド
▲バナナッツ(トリュフ塩入り)
▲焼きたてのスコーンを試食させていただきました
ランチも提供されていますが、お酒が飲めない人がしっとりした空間で楽しめる、夜カフェを営業することもあります。
外国人のお客様も多く、特に英語メニューなどは置いていませんが、翻訳アプリなどを使ってコミュニケ―ションを取り、気軽に利用してもらっているそうです。
地元のつながりができる場所に・・・
近隣の雑貨店「ジャンル無き展覧会 waji exhibit store」と連携して、売り上げの一部が保護活動へ還元される雑貨を喫茶こくんで販売したり、「猫を助ける豆」を使って、ドリップバックを企画開発し販売もしています。このドリップバックと同じブレンドコーヒーを店内でいただくこともできます。
こういったお店同士の連携をもっと展開したいとの思いがあるそうで、現在不定期で開催している「清澄庭園でのコーヒー飲み比べ会」にも、今後は地元のお店の方にも参加してもらい、つながりができたらと考えているそうです。
さらに、自身の病気やご家族の介護で、医療や介護の関係者の方にお世話になった経験から、「このお店のコーヒーを飲んで、午後の仕事も頑張ろうと思えるような出張サービスでご恩返しができたらいいですね。」という夢も教えていただきました。
自分へのご褒美に、こだわり抜いた珈琲をいただきに行きたいですね!
▲お店の入り口はこのロゴが目印
※2025年7月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。