亀戸に誕生した“和とつながり”のカフェ
公開日:2025年2月25日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
■ まちの“つながり”を育む場所「izacafe せん」
江東区・亀戸の住宅街の一角。
一見、通り過ぎてしまいそうな静かな路地に、あたたかな光を灯すお店があります。
その名は「izacafe せん」。2025年8月にグランドオープンしたばかりの、和の心を大切にした新しい“食とつながり”のカフェです。

かつてこの場所には、20年以上愛された和食店がありました。
その和食店の店名「せん」を受け継ぎ、地域の記憶を大切にしながら新しい風を吹き込んだのが、元ママ友同士のオーナーおふたり。

▲共同オーナーの伊藤さん(左)と小泉さん(右)
「この街が大好きだから、いつかここで何かを始めたいと思っていました」と語るその言葉通り、開店からすぐに口コミで評判が広がり、かつての常連客も、初めて訪れた人も、気づけば笑顔でくつろぐ空間になっています。
■ ゆったり過ごせる“くつろぎの空間”

「izacafe せん」の店内に足を踏み入れると、まず感じるのは居心地の良さ。
ゆったりと配置された掘りこたつ席は、どの席にも余裕があり、まるで自分の部屋のようにリラックスできます。

仕切りのないオープンな空間は、宴会やグループ利用にもぴったり。
10名から貸切もでき、自然と会話が弾むアットホームな雰囲気が魅力です。
オーナーの想いは「食を通じて、人と人がつながる場所にしたい」。
その想いが空間づくりのすみずみにまで感じられます。
■ 心も体も満たす、季節の味わい

ランチタイムの人気は、仕入れ内容によって内容が替わる「本日のランチ」。
丁寧にとったダシのやさしい香りが立ちのぼる魚定食は、ひと口ごとにじんわりと旨みが広がります。

他にも 千葉県産の無農薬野菜をふんだんに使ったサラダは、素材そのものの甘みと食感が楽しめると評判です。
また、ちょっと珍しい「ニホンカモシカのトマト煮込み」や「ソテー」も人気メニュー。
やわらかく煮込まれたお肉は、ジビエ特有の香りが穏やかで、トマトの酸味と深いコクが絶妙に調和。
ワインや日本酒とも相性抜群です。
食後には「本日のお茶菓子」がおすすめ。食後の満足感をしっとりと締めくくってくれます。

■ 世界最古の“オランダコーヒー”で、ほっとひと息

「izacafe せん」を訪れたらぜひ味わってほしいのが、国内でもまだ珍しい“オランダのコーヒー”。
世界最古のコーヒーともいわれるこの一杯は、やわらかな香ばしさとすっきりとした後味が特徴です。

▲丁寧に淹れられたホットコーヒーは、食後の時間をゆったりと豊かにしてくれます
■ 地域とともに育つ、新しい「izacafe せん」

「izacafe せん」は、ただの飲食店ではありません。
これからは料理教室やイベントなど、地域の人が交流できる“コミュニティの場”としても動き出していきます。
「食べるだけでなく、誰かと出会ったり、学んだりできる場所にしたいんです」と話すオーナー。
近くの病院の先生を招いた健康講座なども企画中だそう。
江東区で暮らす人々が自然に集まり、笑顔が生まれる場所。そんな理想の形を少しずつ形にしています。
■ 誰でも気軽に立ち寄れる“まちの居場所”

店内にはWi-Fiも完備。
仕事の合間にコーヒーを飲んだり、女子会やママ友でランチを楽しんだりと、訪れる人のライフスタイルに合わせて自由に利用できます。
テイクアウトメニューもあり、自宅でも「izacafe せん」の味を楽しめます。

壁に飾られている絵は、共同オーナーの小泉さんのお母様が描かれたもの。
あたたかい色使いが店内の雰囲気にやさしく溶け込み、まるで家族のようなぬくもりを感じさせます。

▲ ランチ・ディナーともに営業。事前予約は電話にて受付中。
10名以上で貸切可。
食事の美味しさだけでなく、空間そのものが“心を満たす時間”をくれる「izacafe せん」。
訪れるたびに、また誰かを誘って行きたくなる。
そんな、まちの小さな拠り所です。
※2025年10月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。