本格フレンチをカジュアルに。ゆとりある時間を味わうビストロ
公開日:2025年12月3日
※取材時点の料金、営業時間など変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
今回ご紹介するのは、清澄白河駅から徒歩8分ほどの場所にある「bistro momo」。2025年8月にオープンした、本格フレンチのコース料理を肩肘張らずに楽しめるお店です。
◆気軽なのに本格的。今注目の”ビストロノミー”
bistro momoは、ビストロらしいカジュアルさを保ちながらも、ガストロノミーのような洗練された料理を提供する、いわゆる”ビストロノミー”。
フランスや東京の星付きレストランで腕をふるってきた酒井シェフが、全ての料理を手掛けています。

▲これまで数々のレストランやホテルで研鑽を積んできた酒井シェフ
店名の「momo」は、ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる児童書『モモ』が由来。効率重視の現代社会における「ゆとりある時間の大切さ」を描いた同作に共感されて店名に取り入れたそうです。
「下町ならではの落ち着いた雰囲気のこの街で、お客様にゆとりのある時間を提供したい、というのが私たちのコンセプトの一つです。そのような思いが『モモ』と重なり、bistro momoと名付けました。」と酒井シェフ。

▲店名の由来となったミヒャエル・エンデ作『モモ』

▲おいしい料理とともに豊かな時間も堪能できます
さらに、愛犬の同伴が可能な点もこのお店の特徴です。
「ランチの時間帯は特に、ワンちゃん連れの方や近隣の方のご来店が多いですね。他にも、美術館帰りの方、お仕事が終わった後に利用される方もいらっしゃいます。」
◆訪れるたびに楽しい、日替わりフレンチコース
bistro momoでは、ランチ・ディナーともに日替わりのコースを提供しています。基本的に8品構成で、季節ごとに素材を変えながら提供されます。

▲カリフラワー使ったアミューズ

▲深川めしをイメージしてフランス料理風に。木場にちなんで桜のチップも隠し味に
こちらは、”世界最小のパスタ”と呼ばれるクスクスを、あさりの出汁とねぎのピューレで仕上げた一皿。上には小松菜、ホタテのムース、あさりと里芋を合わせて蒸しあげたものをのせています。隠し味の青のりが効いた、奥行きのある味わいです。

▲柔らかくてジューシーなお肉料理もコースに入っています
その他の5品は、季節や食材の入荷状況に合わせて内容が変わるため、訪れるたびに新しい美味しさに出会えるのも魅力です。

▲ディナーコースの一例
メニューや料金などは変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にて最新情報をお店のWebサイト、Instagramなどでご確認をお願いします。
コースの価格は、リーズナブルな価格設定にして、敷居を高くしすぎず、気軽に利用できるようなお店づくりを心がけているそうです。

▲酒井シェフ自身がお好きなブルゴーニュ産を始め、ヨーロッパのワイン各種も取り揃っています
◆清澄白河とともに歩むお店を目指して
今後の展望について伺うと、「まずbistro momo としては、賞を獲ることが一つの目標」と酒井シェフ。
さらに、同じく清澄白河にある姉妹店のカフェ「Le bois」と連携し、食の提案を通して街を盛り上げるような地域貢献も検討していきたいとのことでした。
気軽に訪れられる空間でありながら、非日常的な美食体験のできるbistro momo。「美味しい料理で豊かな時間を過ごしたい」という方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
※2025年11月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。