さっぱりした大島牛乳と優しい味わいのスコーンを楽しめるお店
公開日:2026年3月4日
※取材時点の営業時間、料金から変更している可能性があります。最新の情報はお店にお問い合わせください。
今回尋ねたのは、清澄白河駅A3出口から徒歩1分ほどの大島牛乳ベーカリー&カフェ。
水を使わず、伊豆大島で作られた大島牛乳だけのベーカリー兼カフェです。今回は代表の横川さんに、創業の経緯やお店のこだわりについてお話をうかがいました。
伊豆大島の名産「大島牛乳」の存続のために

大島牛乳ベーカリー&カフェでは、10種類を超えるスコーンやトースト、ジェラート、牛乳、コーヒーなどをいただけるお店です。スコーンやトーストには水が一切使われていません。低温長時間殺菌という昔ながらの製法で作られた、伊豆大島の美味しい大島牛乳を使っています。伊豆大島の牛乳を味わえるお店を、なぜこの地に作ったのでしょうか。

東洋のホルスタイン島と呼ばれていたほど酪農が盛んだった伊豆大島。大島牛乳は、伊豆大島に2007年からある牛乳工場で、伊豆諸島の学校給食の牛乳を支えて来たそうです。
しかし、生産基準の変化や大手牛乳メーカーの台頭などの影響により、事業は厳しい状況に。ただ、小学校の給食の牛乳を本土から船で輸送するとコストがかかり、なにより今まで親しんだ味と違った味になってしまいます。そんな状況を変えるため、クラウドファンディングで資金を集め、工場は再び息を吹き返しました。
「とはいえ、島の子どもは少なくなっており給食の需要が減っていますし、大島の人たちが大島の牛乳以外を手に入れる機会も増えました。そのため、存続が厳しいことには変わりありませんでした。そこで、東京にいる私たちが定期的に購入することで力になれないかと思い、協業させていただけないかとお声がけをしたのです」と横川さんは当時を振り返ります。

協業が無事決まり、清澄白河の地に大島牛乳を使ったパンやスコーンを販売するベーカリーが開かれ、その後、大島牛乳ベーカリー&カフェが2025年7月にオープンしました。

店内には、大島牛乳のロゴを使用したステッカーやバッグなど、グッズもずらり。横川さんは「伊豆大島のブランディングに少しでもお役に立てればと思います」と話します。
牛乳はさっぱり、スコーンはしっとり

注文してみると、350mlほどのたっぷりとした牛乳が提供されました。「1人で飲むには少し多いかも……?」と思いましたが、後味がサラッとしていて、ごくごく飲めます。
脂肪分が少ないので、飲んだ時に喉の引っ掛かりや口にまとわりつく感じがありません。牛乳にはメープル・いちご・バナナなど20種類以上のフレーバーがあるうえ、大島産はちみつや大島オーシャンソルトをトッピングできます。


スコーンも、大島バターの味を楽しめるシンプルなものから季節限定のフレーバーまで様々。使用されているバターは、伊豆大島で大島牛乳を使って手作業で作られたものだそう。「一般的なスコーンよりも小さめにすることで、食べやすさを意識しています。しっとりとしていて、飲み物がなくても食べられる商品です」と横川さん。
具材が入っているフレーバーのスコーンには、ナッツやチョコなどがどっさり。ナッツ好き・チョコ好きにはたまりません。一番人気は塩キャラメルナッツだそう。スコーンと牛乳を一緒にいただくと、牛乳がスコーンの素材の味や優しい甘みを引き立ててくれます。


厚切りのトーストには、たっぷりの大島バターが添えられていました。パンは外側はさっくり、内側はもちもち。バターはくどさや脂っこさがなく、あっさりと食べられます。余すことなく贅沢にバターをつけていただきました。
大島牛乳の美味しさを多くの方に知ってほしい

「お客様は、平日はファミリーなど近隣の方が多いです。週末は、お店のインスタなどを見て来てくださる区外のお客様もいらっしゃいます。スコーンと牛乳をセットで頼まれる方が多いですね」と横川さん。
最後に「気軽に立ち寄って、大島牛乳の美味しさを知ってほしいです」と話してくれました。本土ではここでしか飲めないさっぱりとした大島牛乳と、優しい味わいのスコーンを楽しみに一度立ち寄ってみてください。


※2026年2月取材時の情報です。料金や営業時間などが変更になる場合がございます。詳細は必ず店舗にてご確認ください。
※記事中の金額は全て税込みの価格です。