「この仕事、何年やってるかって?忘れちゃったよ!」
公開日:2014年8月11日
下町の自動車屋さん、と思いきや・・・
今日は、昭和38年創業、北砂町で自動車修理・販売・買取をしている
「日進自動車工業」へ行ってきました。
砂町銀座商店街、通称「スナギン」の通りをちょっと奥に入ると、、
見えてきました〜。
下町の自動車修理工場って感じです。
この方が、初代である伊藤明さんの息子さん、伊藤真志さん。
今日の取材にご対応頂きました!
サーフィンが趣味のさわやかナイスガイです!
業者からも問い合わせが入るお値段の中古車
実は、こちらのお店、すごいんです!
取り扱っている中古車のお値段がとてもお安いので、よく、業者がお客さんのフリをして問い合わせをしてくるそう。
こちらは、今も根強い人気があるという「パジェロミニ」
走行距離、7万4000km 来年の1月まで車検が残っているお品で
乗り出し価格30万円
中古車のお値段は走行距離や状態によってマチマチなので
一概に「お得」とか言えないのですが、
社長が、中古車にはあまり利益を乗せない方針のため、よく「安い」と驚かれるそう。
って、言うか、19万って! 原付のようなお値段です!!
その安さのせいか、扇橋と砂町にある展示場においている車たちは
結構よく売れるんですって。
掘り出し物!探しに言っちゃいます〜?
「故障、しますよ!」
中古車を購入するお客様は、
「壊れませんかね〜?」と聞くことが多いそうです。
(そう聞きたくなる気持ち、わかりますが!)
その質問に、真志さんは、
「故障はしますよ。」
と答えているというので、ビックリ!!
「もちろん、万全に整備してから店頭に出してはいますが、でも、故障するかはわからないのが中古車というものです。最初に「故障はすることもある」と正直に言うようにしているんです。」
「早い・上手い・安い」3拍子揃った修理
しかし、ちょっと故障したって、熟練整備士たちが、即座に修理してくれるんです!
右(工場長の藤丸さん) 真ん中(伊藤真志さん)左(伊藤学さん:真志さんの叔父さん)
今日は、社長と伊藤家の次男さんは緊急対応のため外出中ですが、
いつもは5人で修理・整備をやっているそうです。
叔父の伊藤学さんは、板金を担当
真志さんは塗装
工場長の藤丸さんは、整備
というふうに、全員に得意な担当があり、ほぼ外注に出さず、全ての工程を自社内でできるところが強み。
「早い・上手い・安い」と評判なんです。
「いつからこのお仕事やってるんですか?」
って聞いたら、
「中学卒業してからずっとだよ!」
「15のころからやってるね〜何年だっけ?」
数えたこと、ないみたいです(*^^)v
日々、目の前の車に誠実に向き合ってきたら、ここまできていた。
そんな職人魂感じました。