中国人シェフ直伝の味
公開日:2016年10月24日
森下にある、昔ながらの中華料理屋さん「楽楽」。
いたってフツーな風情に、よくある大衆的な味を想像して入ると…。
いい意味で裏切られます。
何、この洗練された本場の味!
そう、昭和5年の創業当時、中国出身のシェフが腕を振るっていたというこちら、
86年を経た今も、当時のレシピと製法に忠実に、本場広東料理を提供しているんです。
現在は3代目の中島弘敏さん・としえさん夫妻、4代目の將行さん、そのおばさまにあたる恵子さんが切り盛り。
手前がとしえさん。
奥は恵子さん、なんと御年82歳!今も中華鍋振ってます。
慣れた手つきでちゃちゃっと作ってくれたのが、定番人気のかた焼きそば。
ラードで揚げたパリパリ麺だけでもコクがあってうまい!
そこに鶏ガラだしが効いた具だくさんの餡がたっぷりと。
続いて酢豚。ジューシーで柔らかな豚肉、シャキシャキの野菜。
さすが、プロの火入れ技!食感も味のバランスも計算しつくされた一皿でございます。
フカヒレとかアワビとか出てきそうな高級店の味!
道理で遠方から通う常連さんもたくさんいるわけだ~。
というわけで、本日は遠方から来たこちらの紳士をパチリ。
実はこの紳士、前回の取材で登場していただいた3人組の叔父様にあたる方!
すごい偶然^^
「以前このあたりに住んでて一族でよく来たんだ。引っ越したんだけど、ここほどうまい中華がなくてね。時々わざわざ食べにくるんだよ」。
中華の出前も人気です
そのほかにもエビチリや自家製シュウマイやちゃんぽんなど、本格広東料理が約90種。
実は全部出前してくれるんですよ~。
油使いが決め手の中華だけに、トンカツやチキンカツなど揚げ物も隠れ人気。
たっぷりのラードで揚げるから、コクとうま味が違うのです!
1000円以上の注文で、森下・菊川・白河・猿江エリアに4代目自らが熱々を届けてくれます。
お家で本格中華、たまのご馳走にいいんじゃないでしょうか。
モノによっては、こーんなレトロな包装紙にくるんでお届け。
↓今は呼び名が変わった住所にも注目!(場所は変わってませんよ~)
50年以上前に印刷したものなんですって。
今見ると逆におシャレ!
忘年会シーズン到来です
さて、間もなくやってくる忘新年会シーズンにも、こちらかなりおすすめ。
3階に広い宴会用のお座敷があるんです。
まるでお家にいるかのようなくつろぎスペース。
呑んで寝ちゃう人も続出だそう^^; 40人ほど入ります。
宴会メニューは2,500円~、予算に応じて対応してくれるので、気軽に問い合わせを♪
看板猫、健在
そして忘れてならないこちらの看板猫、マロンとコロン。
前回は子猫だった彼らも、ちゃんとお客様のお見送りができるまでに成長。
「お客さんが座った後の椅子があったかくて好きらしくて」。
ことみせスタッフが席をたてばすかさずちょこんと。
相変わらず癒されました。
肩ひじ張らずに本格中華が食べられる貴重な一軒。
おばあちゃんちに来たかのような癒しも、もれなくついてきます^^
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