プロ酒呑み達は団地へ集う
公開日:2016年11月18日
亀戸7不思議・酒呑みが吸い込まれていく団地
亀戸には、昼夜問わず酒呑みたちが吸い込まれてゆく、不思議な団地があるという・・・
それが、この亀戸二丁目団地!
一体、酒呑みたちはどこに消えているのか・・・?
ここだな!
あの立ち呑みスペース見てすぐわかった。
こちらは「亀戸養生料理 高の」
亀戸の酒呑みなら、一度はその名を聞いたことがあるのではないだろうか?
実際、私も人づてに30回は聞いていた。
店主の高野定義さんは、日本各地で修業を積んだ寿司職人
しかし、寿司という枠にとらわれず自由な発想で生み出す料理が評判で
その料理は、酒好きや食通たちから敬意をこめて「ヒジョーシキな料理」と呼ばれている。
「時々、ウチの奥さんが言うんだよね。どこどこのナニナニが美味しかったって。
そうすると、それより旨いものを作ってやるって思っちゃうの。料理に関しては負けず嫌いなんですよ。」
そうして生まれた物のひとつ
「骨付き鳥もも 丸丸素揚げ」
一切粉は使わず丸揚げしており・・・
「え?なんで焦げてないの?なんで中まで火が入ってるの?なんでジューシーなの?」
と矢継ぎ早に質問してしまいました。
※実は和食のある技を使っているそう。その仕込みには1日以上かかる
その手間暇かかった、激ウマ丸揚げが390円とかって意味不明!
その横のトマト握りってのも、もれなく気になり、注文!
マグロの漬け握りみたいなビジュアルですが・・・
食べてみると、目から甲羅がはがれるレベルの驚きに見舞われます!!ぜひ自分の舌でお試し下さいませ。
トマト寿司は、曜日限定みたいですね。
・・・で、トマト寿司の横にカレーの文字発見!カレーあるの?
聞けばカレーは1年10ヵ月継ぎ足しで作っていて(取材当時)
同じ味は作ろうとしても作れないものだそう。これも食べてみたい!今度週末行ってみようっと。
気になるメニュー見つけると、その隣のメニューももれなく気になってくるという
「メニュー永久運動」に陥ってしまうので、そろそろ「看板メニュー」的なものを教えてもらいましょう。
亀戸の新名物「養生蕎麦」
行ったことがない人でも「亀戸」という地名は知っているという、名の通った場所。
しかも団地というレアな立地でお店を開けたことが嬉しく
「亀戸の人に親しまれる名物料理を作ろう!」と高野さんが考案したのがこちら。
大豆や根菜・きのこなどで薫り豊かな出汁を取り、ごまや特製肉味噌で味付けした温かい呉汁を下から加熱し、蕎麦を煮込みながら頂きます。
味はもちろん、あったかくて栄養もたっぷり。お客さんから「これは養生蕎麦だよ」と言われたことがその名の由来であるほと身体にも優しい。
上には亀の形に型抜きした蕎麦をあしらい、亀戸の新しい名物として親しまれているそうです。
メニュー永久運動に陥り、迷ったらまずはこちらを!なんたって新名物ですしね。
※取材当日は、プロ級の酒呑みたちが自ら吸い込まれに来ておりました。
いろいろお話聞かせて頂き、高野さん&皆さまありがとうございました!