あんこが恋しい季節です
公開日:2017年9月25日
あっという間に季節は秋。
身体が欲するスイーツも、ほっくり甘いものが気分です。
上品なあんこの和菓子がひときわ恋しくなってきた今日この頃。
そう、例えば栗がゴロンとのっかった栗むし羊かんとか。
というわけでやってきたのは門前仲町にある創業100年以上の老舗
「御菓子司 岡満津」(おかまつ)
3代目の齋藤幸雄さんは、江東区優秀技能者に認定されている熟練の和菓子職人です。
「常連さんから『栗むし羊かんまだ?』ってお声をいただいてたんだけど、ようやく今日から店頭に並んだよ」。
お待ちかねの栗むし羊かん!
毎年心待ちにするファンの多い栗むし羊かん、使用するのは以前の記事でも紹介した、
小豆をふっくら煮て一晩蜜漬けにし、丹念に練りあげたこだわりのあんこ。
そのあんこに葛粉を混ぜて国産栗を贅沢に散りばめ、1時間以上蒸しあげて完成です。
早朝に作り、少し落ち着かせてから店頭へ。
甘さ控えめ、保存料も添加物も使用していない、小豆と栗の風味がダイレクトに味わえる贅沢な逸品。蒸し羊かんならではのむっちりとした食感がクセになるおいしさです。
「ばら売りは翌日までに食べてね」。1個170円(税込)。
真空パック940円(税込)は保存がきくので、手土産にもぴったりです♪
1月半ばまでの限定品ですよ~。
秋冬の売れ筋「どら焼き」と「とら焼き」
「少し肌寒くなるとぐんと売り上げが伸びるんだよね。笑」というどら焼き。江東区優秀技能者が手掛けるこだわりのあんこが気軽に味わえるとあって、老若男女に人気です。
粒あんのどら焼きに対して、とら焼きは手亡豆から作る白あん。各170円(税込)。
こちら、炊く前の手亡豆。美しい乳白色!
しっかりと練り上げた白あんに、蜜漬けの柚子の皮と柚子ペーストをたっぷりと。柚子の香りが鼻孔をくすぐるなんとも雅な味わいです。
生地は共通で、粉と玉子、砂糖といたってシンプル。甘さもしっとりとした食感も、あんことのバランスを考えて仕上げているのだとか。
ところでとら焼きの焼き目はどうやってつけるんですか?
「わかればなーんだって言うような方法だけどね。クイズってことにしとくよ」
というお茶目な齋藤さん。
おいしさの秘密は? との問いに、
「心だよ!」って満面の笑顔で答えてくれました。
こんな職人さんが丹精込めて作る和菓子の数々、食べてみたくないですか?