亀戸喫茶店のダンディな店主とおしゃべり
公開日:2018年1月31日
亀戸の住宅街にあるオアシス
くらもち珈琲
メニューを提げるおじさんもナイス。
扉をあけると……
「どうぞ、どうぞ」と、カウンターに誘われました。
この日は、写真サークルの作品展が行われていました。
こちら、ギャラリーでもあるんですよね。3週間交代で、しかも無料。
光が差し込んで気持ちいい。
壁にズラリと展示された写真をしばし堪能。いただくのは
自家焙煎のくらもちオリジナルブレンド。挽きたて。スッキリとしておいしい。
店主倉持弘さんは、会社を早期定年退職し、喫茶店を開きました。19年前の創業時からのコンセプトが「下町文化の情報発信基地」。
ミニギャラリーは、絵画展、写真展、押し花展と、予定ぎっしり。クラシックの生演奏会には、溢れんばかりの人が集まるそう。
写真を通して地域と繋がる。情報を発信する。
学生時代から写真を撮り続けている倉持さん。一時はプロを志したほど。会社を退職した時、これからは写真を通して地域と繋がりたい、と思ったそうです。
以来、毎年9月に、ご自身の写真展を開催しています。それも今年で19回目。これまでのテーマは
「墨東ーエントツの見える街」
「戦後70年 大空襲の爪痕」
「下町の救世主、スカイツリー誕生!」など。
町をさまざまな角度から撮ってきました。
深川八幡祭りも、ライフワークとして25年間撮り続けるテーマ。半纏を着てカメラを提げて、朝から走り回ります。
この日も、撮りたての写真が飾られていました。倉持さんに話を聞いて、筆者も初めて亀戸天神の鷽替神事に行ってきました。これぞ、倉持さんの目指す情報発信。亀戸のPRにも積極的です。
近所の人だけでなく、遠方からも来店します。有名人も多数? NHK交響楽団のオーボエ奏者と、近所のおばちゃんが普通に会話する。そんな光景も。
音楽や写真、アートや亀戸の町情報まで。下町の文化の発信地であり、交流の場でもある、くらもち珈琲さん。
9月の写真展、今から楽しみです。