住吉発!奥深きクラフトビールの世界
公開日:2019年5月15日
住吉駅から徒歩8分ほどの四ツ目通り沿いに2018年にオープンした
ブルワリー併設のバー
Edo Tokyo Beer オンタップ
テレビや雑誌のメディア取材にも登場する、今注目のブルーパブです。
※ちなみにブルーパブ(Brew Pub)とは、醸造所(ブルワリー)とバー(もしくはパブ)が一緒になった業態のこと。
取材申し込みの連絡をすると「毎週月・火にビールの醸造をしているので見に来ませんか」との嬉しいお言葉。
伺います!と、ブルワー(醸造家)であり店長の高さんがビールを仕込んでいらっしゃるところにお邪魔しました。
70年前の古民家をリノベーションした店内はウッディ調でまとめられた温かみあるお洒落空間。女性の一人客が多いのも納得です。
店舗併設の醸造所に入ると、穀物の甘く芳しい香りが漂っています。
「モルト(麦芽)を加熱しているところです。温度調節を行いながらゆっくりと加熱することで糖化がすすみ、ここにイーストが加わるとアルコールが生まれるのです」と高さん。
取り出した麦汁にホップを入れて煮立たせ、苦みと香りを抽出。冷めたらイーストを入れ、1週間ほどかけて発酵。その後樽詰めし、さらに1カ月以上熟成、という工程を経て店頭へ。
ビールって手間暇かかってるんですね。
モルト×ホップ×副原料、その割合でビールのスタイルは無限大
さて、そのモルトを少し見せてもらいました。
イギリス産モルトの最高級品種であるマリスオッターと、黒ビールに使われるチョコレートモルト。これ以外にもドイツやチェコなどビールの本場から、ホップと共に仕入れています。
これら多彩なモルト×ホップの組み合わせとそれぞれの配合、そこに加えるハーブや香辛料、フルーツなどの副原料の組み合わせで、ビールの味わいは無限大に。
その奥深さ、自由度の高さに魅了され、クラフトビールの世界へ入ったという高さん。クラフトビアアソシエーションの認定ビアジャッジや、ビアコーディネーターの肩書も持つ、ビールのプロフェッショナルです。
一期一会のビールを味わう
併設のブルワリーで醸す出来たてクラフトビールが楽しめるというだけでも魅力的ですが、ココがユニークなのは、季節のビールや限定ビールなど、その時にしか飲めない”一期一会“のビールが揃っているところ。
店内にはこれまでに醸造した限定ビールの記念ポスターが掲げられています。
「みょうが入りのペールエール」や「コーヒービア」や、深川飯をイメージしてホンビノス貝の出汁を加えた「クラムポーター」など、遊び心あふれるフレーバーがズラリ。
ちなみに今仕込んでいるのは、レモングラスやこぶみかんなど、タイ料理に使われるハーブを加えた「ボタニカルファームハウスエール」だそう。来月にはラインナップ予定です!
ビールと料理のペアリング
個性あふれるフレーバーが魅力のこちらのクラフトビールの数々。
いずれも料理との相性を考えてビールのレシピを作成しているのだとか。
どんなビールとも相性のいい人気の「キノコと砂肝のアヒージョ」は、コリコリの食感とキノコの旨味がクセになる逸品。アツアツのうちにどうぞ。
他にも「ラム肉のトマト煮込み」
「チーズ香るアスパラのグリル」など、
ビールと引き立て合う美味が揃っています。
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