大人の隠れ家で、炭火焼鳥×フレンチな一皿を
公開日:2020年9月16日
牡丹町の一角にある、優美な和の佇まいが目をひく
深川 まごろく
ジャズが流れる上質空間で、吉兆出身の大将・新堀敏也さんが丹精込めて紡ぎだす逸品と炭火焼鳥がコース仕立てで楽しめる焼鳥店です。敷居高めの高級店? いえいえ、基本の「まごろくコース」は3,800円というカジュアルな価格設定の、“普段使いの大人の隠れ家”という形容がしっくりくる、粋な一軒なのです。
△大将の新堀さん。寿司屋の息子として生まれ、お父様の後を継ぐべく和食の道へ。「誰もが気軽に食べられて、何より自分が好きだから」と、焼鳥をメインに据え、2000年独立
使用するのは「臭みがなくジューシーでしっかりした旨みが楽しめます」という筑波鶏のひな鶏。そのほか、北海道の漁師さんから届くエゾシカや、マガモなど、珍しいジビエが登場することもあり、ジビエ通の間でも知られた存在。
△農場直送の新鮮な筑波鶏に丁寧に下処理を施し、1品ずつ串打ち。この手間が、雑味のない、洗練された味わいを生み出します
こちらではまずコースを注文し、お好みに応じて単品を追加するスタイルです。コースにこだわるのは、「あっさりとした部位から濃厚な一皿まで、料理をよりおいしく味わっていただける“流れ”を大切にご提供したいから」と新堀さん。
コース内容は、焼鳥5品に野菜焼き、サラダ、名物「レバーパテ」など季節の逸品3品を織り交ぜた10品仕立て。
サラダと口休めの大根おろしがサーブされ、コースの冒頭は炭火焼鳥から。そのお客様に合わせたペースで、1本ずつ提供してくれます。
△匠の火入れで部位ごとに火入れ加減を調整し、おいしさを最大限に引き出します
まごろくコースの焼鳥きは5種類。通常は1本ずつサーブしてくれますが、撮影用に全種類お皿に盛っていただきました。ハツ、レバー、手羽先、つくね、せせりと、多彩な食感と味わいが楽しめるラインナップです。
「鶏本来のおいしさをダイレクトに味わっていただきたいので、つくね以外は、沖縄の海塩でお出ししています」とのこと。もちろん、お好みでタレをリクエストすることも可能。創業当時からの継ぎ足しダレも、鶏の旨みと熟成の深い味わいが溶け込んだ絶品です。
そして例えば手羽先の皮に煮切り酒を塗って焼くなど、さらにひと手間をかけるのは、和の名店出身の新堀さんならでは。照りと風味が格段にアップ!
合わせるお酒は、日本酒はもちろんのこと、こちらでおすすめしたいのがワイン。その理由、焼鳥に続いて登場する、このメインのお皿を見ていただけると納得していただけるはず。
△名物「白レバーのパテ 炭火焼バゲット添え」に秘伝のタレでいただく「フォアグラのソテー」、季節の一品は「しめじの鴨ロース巻き」と「千住ネギとししとうのソテー」
繊細な手仕事が光る逸品が芸術的に盛り付けられたプレートは、味も見た目もまるでフレンチのお皿のよう。
「まずは白ワインではじめて、レバー、つくねとすすむにしたがって赤ワインを楽しむ方が多いですね」と新堀さん。焼き鳥は日本酒と、そしてメインプレートはワインと、というのもアリ。
△ワインは炭火焼鳥に合わせてイタリア産を厳選。グラス750円~、ボトル3,800円~
ブルーベリージャムがアクセントの濃厚クリーミーなレバーパテにも、秘伝の焼鳥ダレでいただくフォアグラにも、パワフルな旨みの鴨にも、しっかりとした赤ワインがよく合います。
フレンチコースのようにいただけるこちらの炭火焼鳥。大将の躍動感溢れる焼き技を目の前で楽しめるカウンターはカップルに。
和情緒漂う雅な雰囲気の掘りごたつ席は接待や会食にぴったり。
△20名様までOKの掘りごたつ席。3種の「宴会コース」に秋冬の定番「鳥鍋コース」、食通も唸る「ジビエ鍋コース」など、多彩なコースを用意。「予算・内容は気軽にご相談くださいね」とのこと
「ちょっといい店知ってるんだ」と、大切な人を連れて行きたくなる、まさに大人の隠れ家風情。が、意外にも土日の夜は、お子様連れも多く「掘りごたつ席は小さなお子様連れでもゆっくりしていただけるのでぜひご利用ください。コースを親子でシェアしていただいてもいいですし、単品のご注文もOKです」とのこと。
テイクアウト限定メニューも充実
また、「炭火焼鳥丼」「そぼろ丼」など、テイクアウト限定メニューも用意。名物「自家製レバーパテ」や「フォアグラのソテー」もテイクアウトできるので、自宅でおいしいワインを開けたい時にぜひ。
△テイクアウトメニュー色々。要予約。詳細は以下をご参照ください