コーヒー新時代!「〇〇さんの豆で入れる」一杯を
公開日:2019年8月23日
牡丹町、知る人ぞ知るコーヒー通の聖地
「カフェデザールピコ」さんは
コーヒー通や、星付きレストランのシェフが
「本当にうまいコーヒーを出す店」と認めるコーヒーの聖地的存在。
こちらの方が店主の田那辺聡さん。
日本のコーヒー界における彼の功績は、別の機会にお話しするとして
一つ大事なことをお伝えしよう。
「小学生のころからドリップコーヒー好き」
※そんな子どもいるの( ゚Д゚)!? とびっくりしたけど本当のことです。
そんなコーヒーを愛してやまない田那辺さんが
ある日、「美味しいコーヒーとそうでないものがあるはなぜ?」という疑問を持ち勉強を開始。そしてついに豆の生産地まで赴きました。
そして……
「コーヒー豆の質は農園ごとに全然違う」
ということに気付いたそうです。
「いい豆を出荷する農園は本当にきれいなんです。雑草は処理され、設備はきちんと洗浄されて。それに働いている人がみな幸せそうなんです。目が合うと「Ola(こんにちは)」と笑顔で声をかけてくれます」と田那辺さん。
グアテマラ・サンタクララ農園
※豆を洗っている様子
ラスロサス農園
ラボルサ農園
豆を干している様子
「逆にオーナーが労働者から搾取していたり、そういう農園はどこかギスギスして、仕事も粗かった。例えば熟していない豆も収穫していたり……。」
こちらが完熟したコーヒー豆
手摘みでの収穫は、根気も体力も必要な作業
完熟豆だけをより分けて収穫するラスロサス農園
つまり・・・美味しいコーヒーを淹れるためには
いい農園から豆を買う
いい農園とはどこか?
それは自分の目で見るしかない。
ということで必ず現地を視察。
農園の方と話をし、現場を見て信頼できる農園のみと取引をしています。
田那辺さんと、農園のオーナー
「必ず正当な対価をお支払いします。農園の経営が困窮して、いい豆が入手できなくなったら誰よりも僕が残念ですから」
時にはこんなことも。
農園の子ども達に手料理をふるまう田那辺さん
こちらで販売しているのは生産者の顔が見える豆ばかり。ケニア産とか、コロンビア産とか生産国だけではなく農園まで(作った人の名前まで!)わかっている
「〇〇さんのコーヒー」なのです。
トレサビリティ、フェアトレード。
これからの時代に必要と言われていることを
なんと2002年の創業時からやっていたということに驚きます!
これぞ新時代のコーヒー!
ネクストコーヒーウェーブじゃないでしょうか?
心晴れやかになるコーヒー
そんなコーヒーを、飲み比べさせていただきました。
品種:イルガチョフ
左がナチュラル、右がウオッシュド
おおおーーーー!? 苦くない! 美味しい味がする!
「苦味」「酸味」などの一言では片づけられない深みのある味!
コーヒーの味って正直言ってよくわかってなかったわたしですが、あるんですね。豆ごとに個性って! 味が全然違います!
そして幸せな農園で作っていることを知ってしまった今!
飲んでいていい気分!
香りも酔いそうなほど芳しい!
深川土産には「FUKAGAWA GEISHA」!
さらに、こんな小粋なドリップバッグを最近リリースし、メディアなどで早くも話題になっています。
「FUKAGAWAGEISHA」
幻のコーヒーと呼ばれる貴重なゲイシャ種の豆を使ったドリップバッグ。
※江戸時代、芸者が活躍した深川の文化にちなんでます。
コーヒー党の方にプレゼントしたい
「いいコーヒーなのよ」と言い添えて。