手土産あり、喫茶あり。亀戸・西大島の老舗和菓子屋
公開日:2018年3月26日
亀戸と西大島のちょうど中間。
五ノ橋のたもとにある、老舗の和菓子屋さん、五ノ橋 伊勢屋。
なんと創業ざっくり100年。
ざっくりってとこがいいですね。
現在は、4代目の柾谷芳輝さんがご両親と切り盛りし、職人さんと共に、代々受け継がれて来た味を守っています。
こちらのお店、びっくりするほど安いんです!
一番人気の豆大福、なんと70円。
もう次から次へと売れちゃいます。1日に100個売れているとか。
お団子も、1本70円。もちろん自家製。おいしいです。
どうしてこんなに安いんですか?
「お客様に喜んでもらいたいから。値段はサービスさせてもらっています」と4代目。
「梅大福」(170円)もここにしかない味で、人気です。
ピンク色の綺麗な大福の中には、あんこと砂糖漬けの梅が丸ごと入っています。お餅に練り込まれたシソが爽やか〜。甘みと酸味としその香りが、絶妙なハーモニーなのです。
イートインできる老舗和菓子屋さん
特筆すべきは、店頭で買ったものを、店内で食べられること。
お席もゆったりと、全10席。
例えば、いなり寿しと豆大福を「食べて行きます」というと
お席まで運んでくれます。
なんと、ガリとお茶もつけてくれました。
あ〜。おいしい〜〜。すごくおいしい〜。
甘じょっぱい下町のおいなりさんと、お餅しっかり、あんこが甘すぎない豆大福。
いなり寿司 75円+豆大福70円。合計147円で、お昼ご飯が済んじゃった!
レトロな割り箸たてや、メニューもいい感じ。よくお掃除されていて清潔です。
主な客層は「毎日のように通って来る近所のおばあちゃんもいたり、年配の方が多いかな」とのことですが
小さい子を連れたママさんや、近くの会社にお勤めのOLさん、手土産を求めにきたマダムやビジネスパーソン。
取材中にも、いろいろ人たちがやってきては、楽しそうに迷って行きます。
「初めてのお買い物」として、3歳の子が豆大福を買いに来たことも。長年この場所にあるから、パパやママ自身も小さい頃からのおなじみ。安心感があるんですね。
季節の和菓子も、楽しみ
春は、さくら餅に草餅、お彼岸にはおはぎ、そのあとは柏餅。年末には鏡餅やのし餅を。
和菓子屋さんには、日本の四季が詰まっています。
▲さくら餅 110円
店内では、安倍川もちや、あんみつ、ところてんもいただけます。
地元の人々に愛される和菓子屋さん。毎日通ってしまいそうです。