行列のできるラーメン店、來々軒を再建した食通店主の物語

木場・東陽町エリア、タンメンと餃子の店

ここは木場駅からほど近い、永代通り沿いのタンメンと餃子(略してタンギョウ)が人気のラーメン店「來々軒(来々軒)」。

 

 

店主の荒張好衛さんと妻・弘子さん、息子・悟さん。

 

 

仲の良い家族で営むアットホームな雰囲気も魅力です。

 

 

行列のできるラーメン店、來々軒を再建した食通店主の物語

大手企業の営業責任者として各地へ行くたびに、旨いを求めて食べ歩きをしたという食通の荒張さんが「ここのタンメンと餃子が一番旨い!」と思う行列のできる店がありました。

 

その名は來々軒

 

常連としてこの店に通う荒張さんに、突然、衝撃が走ります。それは・・・

來々軒閉店の知らせ。

 

理由は、店主・熊木さんの体調不良。後継者もなく、店を閉めてしまいました。

 

地元で長年愛され、荒張さんも大好きだった來々軒のタンメンと餃子の味。「これをなくしてしまうのは、残念でたまらない」と、一念発起。なんと、大企業を辞めて熊木さんのもとへ。

 

あの味の作り方を教えてほしいと懇願する荒張さんに、断固として首を縦に振らない熊木さん。店の継続をすっかり諦めてしまっていた熊木さんに交渉すること1か月。

 

やっと許され、熊木さんに作り方を教えてもらえたのは、たったの7日間。

「なんとか、來々軒の餃子とタンメンは作れるようになった」という荒張さん。

 

 

場所は変わりましたが、一度は降りた暖簾を2009年11月に掲げ、店を再開させました。

 

野菜のうま味と手間暇かけた特製スープの相性抜群なタンメン。

 

 

 

厚手の鉄鍋に入れた自家製餃子を、スープのベースとなる薄味の清湯スープで煮てからラードで焼き上げる、來々軒の餃子も復活。

 

 

あの名店の味が復活した!というニュースに、再び來々軒は行列のできる店に。

 

しかし・・・

 

「黒字だったのは最初の1か月だけだったねえ。そこからお客さんが離れていったんだよ。当たり前だよね、メニューが2種類しかないし、作るのに慣れていなくてお客様を待たせてしまっていたからね」と、当時を振り返ります。

 

 

今では、最多で同時に8食分は作れるという荒張さん。“ラーメン屋のおやじさん”が板につき、息子の悟さんの研究開発によって、醤油ラーメンなど、新生・來々軒ならではの味も誕生しました。

 

 

悟さんが考えて完成させた、一味唐辛子を使った辛みの強い自家製ラー油(550円)は大ヒット商品に。

 

 

先代・熊木さんから受け継いだ名店の味を守りながら、若い発想で新たな「旨い」を次々と生み出します。

 

家族で毎朝5時から仕込みをし、一日に作る餃子の数は最低でも1,000個、200食分。足りなくなれば追加で作ります。

 

平日は近隣で働く人の胃袋を満たし、休日は家族連れで賑わう愛され店「來々軒」。

 

 

名店の味を守るために会社勤めを辞めた荒張さんの店には、かつての上司や同僚が訪れることもしばしば。

 

 

荒張さんの心意気と、荒張さんを支える家族の姿に感動してしまった取材でした。

 

 

もちろん、タンメン、餃子、醤油ラーメンもおいしかったですよ♪

 

 

 

※本文中の情報は2019年6月時点のものです。

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