ゆるりとした時間に身を任せ・・・
公開日:2015年4月28日
「・・・そうするとね。緑がこんもりした普門院というお寺が見えてくるからね、
そのまままっすぐ行くと右手にあるので、18:00までやってるから、焦らずにおいで。」
取材のお願いをして、マスターのこの道案内の言葉を聞いただけで
「とてもいいお店だ」
と直感しました。
ああ、そして、たどり着いたのはここ。
おとぎ話の中のお店みたいな風情。
自宅を改装して作ったそうですが、扉も、看板も、完璧にツボです!
こちら、マスターの倉持弘さん。
1999年に務めていた会社を早期退職して、こちらのお店をはじめたそうです。
焙煎の元プロのお友達に、1から焙煎の技術やコーヒーのことを教わり、
自家焙煎した豆でコーヒーを淹れてくれます。
(基本的に昨日焙煎したばかりのものを使うようにしているそう)
店内には、クラシックや(時々ジャズ)が流れ、
その音に合わせてるかのような、ゆったり、しかし無駄のない動き・・・
ただよう、コーヒーのふくよかな香り・・・
私が行った時は、ご近所さんはもとより、
遠方からもわざわざ訪れる人でいっぱいでした。
今は春。
窓側のお席の窓を解放して、植栽を楽しむにはいい季節。
あぁ、そうそう、
壁面がギャラリーになっていることも、忘れてはいけません。
自らも写真を撮る倉持さんが、「アマチュアの発表の場になれば・・・」
と、壁面は無料でギャラリーとして開放しており
なんと2年先まで、展示の予約が埋まっているそうです。
この時は絵手紙のサークルの展示。
書き手の個性あふれる絵手紙を見て、目を細めながら、
上質なコーヒーと、音楽、、、
ゆるり、ゆるりと 時間が流れてゆきます。
わたしって、最近、いろいろ焦っちゃってるなぁ
もちょっと、肩のチカラ抜こうかしら?
そんなふうに感じさせてくれる喫茶店、なかなかありませんよね。