house リラクゼーション

くろさわ整体院(クロサワセイタイイン)

place亀戸駅北口から徒歩3分

路地裏で輝くゴッドハン〝ズ″

公開日:2017年6月19日

整体ってなんだ?

街を歩いていると目にする「整体院」。

節々の痛みを取り去ってくれる病院のような、

おじいちゃん&おばあちゃんの社交場のような……。

いまいちとらえどころのない整体院って一体、何?

ふと、そんなギモンが湧いたので、探ってみるとします!

 

突撃インタビュー決行!

白羽の矢を立てた先は、2017年2月に亀戸で開業したばかりの「くろさわ整体院」。

なんでも若いイケメン2人の整体院として、地元・亀戸では早速話題となっているらしい。

若い先生たちなら、ざっくばらんに色々と話してくれるかも。いざ!

 

編集部(以下:編)「あのー」

黒須院長(以下:黒)「こんにちは!」

(髪を束ねたイケメン?な院長登場)

編:「あ、ことみせ編集部です」

黒:「はい、どうぞどうぞ」

(なんだかとてもフランク笑)

編:「今日は、整体院って何?って疑問を解決しに来たんです」

黒:「いいですねー! じゃぁ、実際に体験してみませんか?」

(良い意味で”軽い”院長)

編:「え!」

黒:「まぁ、どうぞどうぞ」

(施術ベッドへ移動)

黒:「さってと。どこか痛いところあります? 腰とか?」

編:「あ、いえ、特にこれと言っては」

黒:「そうですか。ま、横になってみてください」

編:「あ、はい」

黒:「ちょっと触っていきますね」

黒:「あー、結構、こってますね」

編:「え、そうなんですか?」

黒:「ほら、このあたり。痛くありません?」

(骨盤あたりをクイクイ)

編:「あ、痛いです」

黒:「ですよね。そしてここも。ね。みなさん自覚ないんですよ。でも、カラダは正直ですからね。さ、続けていきましょう」

 

 

 

(その後も、院長の心地良いトークとペースで施術が進む)

 

 

 

体験してみてわかるコト、でも……

30分程度の施術を体験してみると、

健康だと思っていたカラダも、色々と問題を抱えていたことが判明。

骨盤が歪み、その歪みから腰に負担がかかっていて、

むくみや疲れやすさに繋がっていたとは……

 

黒:「どうでした?」

編:「ほんとスッキリしました。カラダが軽くなりました。視界も明るくなったような気がします」

黒:「それはよかった。で、今日はなんの取材でしたっけ?」

編:「あ、整体院ってなんなのかを教えていただこうと」

黒:「そうでしたね。ちょっとはお分かりいただけましたか?」

編:「はい、カラダの悪いところに気づくことができましたし、痛みも和らぎました。これが整体院の技なんですね」

 

黒:「いえ、違いますよ」

編:「え !?」

 

痛みをとるのが整体ではない!?

 

 

 

編:「だって、痛みがなくなって、とってもスッキリしていますよ。これが整体の効果なんですよね」

黒:「確かに痛みの軽減は整体院が提供できるサービスのひとつです。そして、それだけを売りにしている整体院さんも多いかもしれませんね。でもわれわれが提供しているのはそこではないんです」

編:「というと?」

黒:「わたしたちが整体を通じて提供しているのは、”悩みの除去”なんです」

 

同じ施術は存在しない。

ここ「くろさわ整体院」の院長は黒須さん。

パートナーの名は西澤さん。

黒須さんの「くろ」と西澤さんの「さわ」をとって「くろさわ」。

 

 

 

 

名付けからして、カジュアルなこの整体院だが、

開業間もないにも関わらず、すでに評判なのはこのふたりの考え方にある模様だ。

ふたりは誰もが知る大手整体チェーンの出身。

「大手で働いていた時は、1日13時間、常に施術をしていました。勉強にはなりましたよ。でも、ずっとそんな仕事をしていると、疲弊していくんですよね。なんのために整体をやっているんだろう、と。右から左に数をこなし、おひとりお一人のお客様の声が聞こえなくなっちゃうんです」(黒須)

「仮に長く続けても、その先には若手の育成や管理が待っていて、これまた整体からは遠ざかってしまうんです。なんか違うな、と。黒須とこの整体院を開業したのは、きちんとお客様と向かい合う整体院をやりたかったからなんです」(西澤)

 

ふたりの話を聞くと、くろさわ整体院が人通りの少ない路地裏を選んだことも腑に落ちる。

 

 

亀戸の裏路地、それも元はカラオケスナックだった店舗。「うちに来たら、思いっきりだらけてほしい」というふたりの言葉を体現する店構えだ

 

 

大通りで数をこなすのではなく、”くろさわ”を選んだ客と、時間をかけて向かい合いたいのだ。

「黒須が”悩みの除去”と申し上げましたよね。痛みの度合い、箇所は人ぞれぞれ異なりますが、その先には、生活の違い、つまりライフスタイルの違いがあるんです。ライフスタイルはひとそれぞれです」(西澤)

 

 

「上っ面の痛みを取り去るなら、ワンパターンな施術でいいでしょう。でも、問題はそこではないんです。ぼくらがお客様から聞き出すのは、”どこが痛いか”ではなく、”なぜ痛いのが嫌なのか”なんです」(黒須)

 

 

深い、深すぎる”くろさわism”。

 

つまりこういうことだ。

同じ腰痛持ちでも、その先にある悩みは人それぞれ。

ある人はその痛みで趣味の野球に支障がある、別の人は友人とのバス旅行で座っているのが辛い、また別の人は仕事に集中できない……

悩みの違いは、すなわち改善すべきことの違い。

だから同じ施術は存在しない! これが”くろさわ”の考え方。

野球を楽しみたい人には腰まわりの可動域を広くする施術を、バス旅行を楽しみにするご婦人には座った姿勢が楽になる施術、集中したい人へは可能な限り痛みが和らぐ施術を提供するのだ。

 

 

 

 

「痛みを軽減するだけなら、整体院はいらないと思うんです。施術台に寝転がってもらって、ぼくらとお話をしていただくことで、ぼくらはお客様のライフスタイルを共有できるんです。そのライフスタイルを謳歌してもらうためのお悩み除去、これこそが”くろさわ整体院らしさ”なんです」(黒須)

 

日々を楽しむために、整体院へ。

「整体院とはなんぞや」

このギモンから始まったこの取材。

くろさわ整体院のふたりに出会ったことで、その回答は意外なものとなった。

痛みがあるから訪ねるのではなく、

日々をもうちょっと楽しむために行く場所。

 

整体院って面白い。

そんなことを感じさせてくれる「くろさわ整体院」なのでありました。

 

「お見送り」も“くろさわism”の現れだ。施術後にウキウキと日常へ戻るお客様を眺めるのが好きだとふたりは口を揃える

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