愛すべき " 町の洋食やさん "
公開日:2021年9月22日
2021年7月、3年ががりの耐震工事を終えた都営地下鉄新宿線東大島駅の高架下にリニューアルオープンした「キッチンヒイラギ」。
料理はすべて「味噌汁、サラダ、お新香付き」という定食スタイル。2000年の創業時から変わらない味を提供する「町の洋食やさん」です。
こちらは、一番人気の「メンチカツ定食」850円。※本文中の金額表示はすべて税込です。
メンチカツは、生パン粉を使い、ザクっとした衣としっとりジューシーなメンチの食感が特徴。かなりおおぶりで厚みもあり、食べ応え十分! 家庭的な味の味噌汁もおいしくいただきました。
その他、メニューには日替わりやハンバーグステーキ、ポーク生姜焼き、アジフライ、ロースカツ、牛ステーキ、エビフライ、スパゲティナポリタン、スパゲティミートソース、オムライス、チキンカレーなど、おなじみの洋食がずらり。
もちろん、どれも味噌汁・サラダ・お新香付きの定食で、お値段は800円から1,400円とリーズナブルです。
「ほとんどの料理を創業時から変わらないレシピで作っています。特にメンチカツは、キッチンヒイラギの看板料理。うちの店を知らなかった方にも、ぜひ召し上がっていただきたいですね」と話す店長は、店主・高岡正志さんの息子の浩之さん。
常連さんから「マスター」と慕われるお父さんとともに、厨房で腕を振るいます。
「店を継ぐべく脱サラをして、イタリアンレストランで料理の腕を磨きました」という浩之さんがリニューアルオープンを機に加わったことで、メニューが増えたそうです。そのひとつが、スパゲティ。
こちらが新メニューの「スパゲティナポリタン定食」800円。
誰もが知る定番料理、だからこそおいしさが求められるナポリタン。さていかに。
太目のもちもちっとした麺に絡むトマトソースは、細かくカットしたトマトの食感がとてもジューシー! 薄切りタマネギがトマトソースの酸味に甘味を加えて美味。たっぷり入ったソーセージやピーマンは薄めにカットされているので、小さなお子さんも食べやすいのではないでしょうか。
2000年のオープン以来、平日は会社勤めの人たち、休日は家族連れがダイニングとして親しんでいたこちらのお店。地下鉄の大規模な工事のためにいったん店を閉めたのが3年前。
「耐震工事が終わった後に店を再開するかは、まったくの白紙。当時、おなじみさんたちとの涙の別れがありました」と、接客担当の「ママ」こと、多鶴子さん。
(再開して、しかも息子さんも加わって、本当に良かったですね!!)
多鶴子さんが「リニューアル前からの名物」というのが、毎営業日の16時半から店頭販売するお総菜。
総菜のメニューは、メンチカツ、アジフライ、から揚げ、コロッケやサーモンフライ、イカフライ、ロースカツ、エビフライなどの揚げ物。
昼の営業が終わると正志さん浩之さん親子が総菜作りを始めます。
自炊に飽きた時、もう一品ほしい時、気軽に店頭でおかずが買えるのって助かりますよね。しかも駅近!
町の洋食やさん「キッチンヒイラギ」の、奇をてらわない定番の洋食は、どこか懐かしくホッとする味。家族で営むアットホームな雰囲気も魅力です。
※記事の内容は2021年9月時点での情報です。最新の情報はお店に直接お問い合わせください。