アートをおうちに連れてかえろう♪
公開日:2016年5月25日
夢をかなえた、アートの森の管理人
「小学生の頃から画廊のお姉さんになりたかったのよ」という、このギャラリーのオーナー・みどりさん。
ギャラリーコピスは、清澄白河が今のようにアートやカフェの街として脚光を浴びるずっと前の2000年から、この場所で数多くのアーティストの作品を展示してきました。
学生時代に油絵を学んだ後、画商のもとで修業。28歳の時に銀座の画廊のマネージャーをまかされたという、みどりさん。
「自分の視点で選んだイラストやデザインを展示するギャラリーにしたの。
その頃、銀座には画廊が500店舗もあったけれど絵画が主流だったから、私の店は草分け的存在だったのよ」
清澄白河に移った理由は?
「ここは小さい頃から暮らしていた街なの。
近くに現代美術館ができたのに、ギャラリーがないなぁと思って。
それで自宅の近くに、英語で小さな雑木林という意味のコピスと名付けたギャラリーを作ったの。
いろんな作家さんが集まって森になりますように・・って。私は森の管理人よ」
軽やかにアクティブに、自分の夢をかなえてきたみどりさん。
そんなみどりさんのもとに集まった、50人の作家さんの作品を集めたポストカードブックがこちら。
ギャラリーオープン10周年を記念して作ったそうで、2冊2,500円で販売しています。
可愛らしいイラストが多く、額に入れて飾ったり、ポストカードとして送ったりと、使えるアート作品集です。
週替わりで作品展示
自身で企画した展示を年に約10本。その他は作家さんの個展を1週間単位で行っているそうです。すでに1年先までスケジュールが決まっているとのこと。
絵画・陶芸・工芸その他いろいろ、幅広いジャンルの作品をそろえ、ギャラリーコピスらしい展示をしてしていますが、この日はこんな企画展を開催していました。
『映画展』
映画をテーマにした展示ということで、こんな楽しいイラストがあったり・・・
絶対に見入ってしまう作品集があったり・・・
イラストレーターで漫画家のウノ・カマキリさんの作品もあったりして・・・
可愛らしいイラストを眺めていたら、作家さんがギャラリーに。
七尾みどりさんです。やさしく可愛らしいイラストを描くのはどんな方なのかしら・・と思ったら、やっぱりやさしい雰囲気の女性でした。
「ゾートロープ」という、くるくる回すと動画に見える機械も展示。
この機械を作った作家さんもやってきて、ご近所のお友達も一緒に、お茶しながらの談笑タイム。
ここに来るとこうして作家さんに直接お話しを聞くことができて、これぞ下町のギャラリー、というか、みどりさんのギャラリーの大きな魅力でもあるんですよね。
おうちにアートを連れて帰ろう
「買い物ついでに寄って、おうちにアートを連れて行ってほしい」
生活の近くにある身近なアートを展示しているみどりさん。
有名な作家さんの作品ってめちゃめちゃ高いんじゃない?って思うけれど、小さな作品なら手が届くお値段になるし、狭い部屋にだって飾ることができる!
大きな美術館でしかお目にかかれないような有名作家さんの作品も数多くあって、しかも庶民的なサイズ・お値段。他ではできないような企画展ができるのも、作家さんとのつながりがあればこそ。
ほぼ1週間ごとに展示が変わるので、行くたびに違う作品に出合える、ここは、アートの週替わりセレクトショップなんだなぁ♪
ギャラリーコピスの看板犬、サニーくんのためにペットサロンを始めたとのこと。本当に軽やかなみどりさんです(≧▽≦)
今や、地域に欠かせない、ペットサロンの情報はこちら
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※本文中の情報は2016年5月22日時点のものです。