イタリア人御用達! 門前仲町の路地裏に佇む隠れ家トラットリア
公開日:2020年12月15日
飲食店激戦区の門前仲町で、愛されて29年。厳選した素材を使い、腕利きの熟練シェフが丁寧な手仕事で紡ぎ出すイタリアンを提供する名店
パパトリア
△名だたるイタリアワインの名前が描かれた入口。食事タイムへの期待が自ずと高まります
門前仲町駅徒歩1分ながら、深川不動尊の参道の横道を少し入った、隠れ家的な立地も魅力のこちら。アリタリア航空が就航していた頃は、乗務クルーもよく訪れていたという、イタリア人も認める実力店です。
△店頭に掲げられたお店のコンセプト。店名は‟おおごちそう″を意味するイタリア語
8年前に移転リニューアルした店舗は2階建ての可愛らしい佇まい。バーカウンターとワインセラーのある1階は、いかにもトラットリアといった、カジュアルな雰囲気。
一方、イタリア製シャンデリアが煌めく2階席は、特別な日のディナーにもふさわしい、重厚感のある落ち着いた空間です。
ロイヤルブルーのクロスが配されたテーブルから程よい距離感で楽しめるのは、キッチンから伝わる調理のライブ感。腕をふるうのは、都内の名店で研鑽を積んだ熟練シェフたち。「日本の旬の食材が主役の、四季折々のイタリアンを提供しています」と、オーナーシェフの工藤裕健さん。
これからの季節は、金目鯛やポルチーニ、牡蠣など秋冬の味覚がおすすめとのことで、定番のスペシャリテと季節のお皿をご用意いただきました。
まずは定番人気の「お肉の前菜盛り合わせ」1,600円。
△手前から時計回りに田舎風パテ、プロシュート、ビーフのスモークハム、三元豚のスモークハム、中央がレバーパテ。プロシュート以外は自家製。赤ワインがすすみます!
こちらは手打ちパスタ「豚ひき肉とブロッコリーのタリアテッレ」1,450円。
△オリーブオイルベースの軽やかな味だから、パスタそのもののおいしさがダイレクトに楽しめます。季節のパスタは常時10種類ほど。タリアテッレ、ラザニア、タリオリーニが手打ちです
続いてメインの「神奈川 金目鯛のウロコさくさく焼き」(2,800円)。
△ふっくらジューシーな身と、香ばしさとクリスピー食感が楽しめるウロコ部分のコントラストも愉しく、見事な火入れは感動モノ! 優しい味わいのクリームソース、みずみずしさを残した野菜のソテーが名脇役
日本の旬食材の持ち味を最大限に引き出しながら、洗練されたイタリアンに昇華させた、まさに同店の真髄が感じられる一品です。
そのほか、日本の旬食材をふんだんに使った四季折々の味覚がオンリスト。「料理の中で季節を感じていただけると嬉しいですね」と工藤さん。
△メニューは季節によって変わるので、訪れる度に新しい味に出会えます
通垂涎!イタリアワイン150種
美皿の数々にあわせたいワインが充実しているのも大きな魅力。なんと、セラーには150種類もの銘柄が眠っており、そのほとんどがイタリア産だそう。
バローロ、バルバレスコ、サッシカイアといった銘醸酒から、土地ごとの土着品種が豊富なイタリアならではの初めて出会う銘柄、手頃な一本まで、どんなシーンにもフィットするラインナップです。
今回ご用意いただいた白は「トレッビアーノ ダブルッツォ2018」。ボトル3,600円とお手頃価格ながら、リースリングのような華やかな香りと樽熟成のシャルドネのようなコクのある飲みごたえ。
そして赤は、「ヴィッラ フィデリア ロッソ2015」。まるでボルドーのような厚みのある高貴な香りのフルボディです。こんな、知られざるおいしいワインをすすめてもらえるのも嬉しいポイント。
お料理もワインもサービスも、記念日使いに最適なクオリティながら、トラットリアの気軽さも兼ね備えているこちら。まずはコスパ良好と評判のランチで、その実力を確かめてみて。個人的にはCがイチオシです!
【ランチメニュー】
A 本日のパスタ料理2種よりチョイス(100g) 1,100円
B 本日のパスタ料理(60g)と本日のメイン料理 1,500円
C 前菜の盛り合わせと本日のパスタ料理(60g)と本日のメイン料理、デザート盛り合わせ 2,000円
D 本日のメイン料理 1,100円
※価格は税抜です