趣味を仕事に、この生き方がカッコイイ!
公開日:2014年8月1日
深川ゆるキャラ、アッサリ―ちゃん
ご存じですか?
深川にゆるキャラがあるんです。
着ぐるみではないけれど、あさりをモチーフにした愛嬌のあるアッサリ―ちゃんです。
作ったのは、白河にある、注文家具や、修理、リフォーム、アイディアを活かした木工品を作る「フルカワ製作所」の古川さん。
10年ほど前、家族と食事をしながら、「深川ってキャラクター商品ないよね」なんて話から
「深川と言えば、あさりを使った深川飯」
娘さんのその言葉に、奥様がササっと絵を描き、皆が「いいね」と。
「名前はアッサリ―ちゃんがいいんじゃない」そんな風に、あっさり決まったというアッサリ―ちゃん。
このキャラクターを使い、工房で多くの小物を製作、販売しています。
ことみせ事務局でも、こちらのアッサリ―ちゃんにスタッフ一同、癒されております(^o^)
「いつか着ぐるみができたらいいな~~」という
古川さんの夢、かないますように・・応援しちゃいます!!!
だれでも遊べるオリジナルゲーム作り
こちらは、筋力の弱いお年寄りや、手が不自由な方でも楽しめる、古川さん考案の「ビンゴボウル」。
老人ホームやデイケアサービスなどの施設に販売、大好評なんだとか。
ちなみにこちらは自宅で遊べるコリントゲームのキット。1,800円。
子どもの夏休みの工作にいいですね。
隙間を埋めたい!
アイディアを活かした家具で、東京都から表彰されたこともある古川さん。
「隙間やデッドスペースを見ると燃えるんだよね。
もったいないと思っちゃってさ、その空間を有効活用したくなるんだよ」
腰が痛くて整骨院に治療に出かけた時のこと。
そこにあるデッドスペースにちょうどいい収納家具を提案したところ、
「ぜひ作って!」と言われて作ったのがこちら。ちょうど仕上がったところだそうです。
靴、スリッパ、傘がコンパクトに収まる優れものです。
江東区内の小さなケーキ屋さんに店内の棚などをオーダーされて店を見に行ったら、壁の中に10センチほどの奥行空間があるのを発見。
ここも有効活用できるとオーナーに提案、とっても素敵な埋め込み式の棚、ニッチが出来上がりました。
「これなら狭いスペースでも邪魔にならないでいいでしょ」と古川さん。
どこの家にでもある、「もったいないデッドスペース」
古川さんに相談したら、きっといいアイデア収納を考え作ってくれますよ~!
楽しい生き方は自分で作れるんだよね
子どもの頃から木が大好きだったという古川さん。
「うちが貧乏だったから、母親の内職の箱作りで小遣い稼ぎをしていたんだよ。だから、木工所に15歳で働き始めた当初から、腕がいいって認められちゃってね」
15歳の時、木工所の社長にもらったカンナ。50年間、使っているそうです。
22歳で家を持ち、26歳で独立。その後結婚。
お子さんたちも成長してそれぞれ手に職を持ち、今は奥様とふたり暮らし。
「大好きな木を使ってお客さんに喜んでもらえる。この仕事ができてホントに幸せだよ。
もし、自分がお金持ちのお坊ちゃんだったら、こんなに毎日楽しいと思えなかったかもね。」
そんな古川さんが作る家具や小物には、優しさとか微笑ましさを感じます。
趣味で鉄道模型の情景も作るという古川さん。工房2階の、自称「別荘」にはお気に入りというこんな作品も。
自称「別荘」には特大アッサリ―ちゃんも。
アッサリ―ちゃんの衣装はすべて奥様の手作り、トールペイントも奥様担当だそうです。
お祭りが近いので、はっぴ姿のアッサリ―ちゃん。
作品いろいろ
古川さんの工房は、清洲橋通りの東深川交差点近く。
お蕎麦屋とピアノ教室の路地にあり、ちょっとわかりずらいのですが、工房の前には魅力的な木工品がずらり。
トールペイントやウッドバーニングの技法で絵を描くのは奥様。
とっても素敵です!
これ、プランターや庭の土に挿して使える「エダニスバコ」っていうんですが、
好きな色に塗ることもできるそうです。
端材も販売、ホームセンターで買うより断然お得です。
話も楽しく魅力たっぷりの職人、古川さんに、ぜひ会いに行ってみてくださいね!
アッサリ―ちゃんグッズあり、ゲームあり、お子さんを連れて行ったら親子でトリコになりますよ~!
モノ作りが好きなワタシ、古川さんに工房でワークショップをやって欲しいです・・とお願いしちゃいました。
もし企画が実現したら、ことみせサイトでシェアしますね~!