酒の肴は大将の小話!
公開日:2014年12月9日
江戸っ子とは? (7・5調でお送りします♪)
金の魚虎をにらみ
水道の水を産湯に浴びて
お膝元に生まれ出で
拝搗(おがみつき)の米を喰って
乳母日傘で長(ひととなり)
それが江戸っ子言うならば
江戸っ子名乗れるものなんざ
今の東京にはみあたらぬ
けれど、心に「粋」あれば
たとえ故郷がどこであれ
江戸っ子名乗っていいんじゃねぇか?
こちらは、日本料理のお店「ふか川 一穂(いっすい)」の大将を務める大山敏博さん
生まれは三好、お祭りは総代を務めるという生粋の江戸っ子ですが、
「江戸っ子ですね〜」と一言われた時、
上記のようなことを言ったそうです。
確かに、乳母日傘で育った人なんて、そうそういないですね。
一本取られました!!
こんなウイットの富んだやりとりが楽しめる「ふか川 一穂」には、
舌が肥えたお客さんが通うことでも有名です。
(↑常連の社長さんです(^^)/)
ネギま鍋は食べるべし!
あのテリー伊藤さんも大絶賛のネギま鍋(2,500円1人前)
まぐろのトロだけを使った鍋です。
最後は雑炊に・・・
これぞ、オトナの旨飯!
元々寿司職人だった大将、刺身の切り口の美しさもレベルが違います。
その他のお料理も、確かな味!
いや〜!!オトナでよかった。日本人でよかった!思わすそんな言葉がこぼれます。
大将のお話で お酒がススム
ところで、大将にとって「粋」とはなんなんでしょう?
「まずは状況判断ができること。その上で思いやりを持った行動ができること。」
ですって。
確かに!!それもひとつの「粋」なふるまいと言えますね!!
こんなお話がはじまると止まらない、そしてそれが深くて面白い!!
大将の独自の哲学が、お酒のいい肴になる、深イイお店でした。
※記事中の商品の価格は2014年11月時点のものです。