ハードボイルドな珈琲店
公開日:2016年3月16日
ヨーロッパ風・アンティーク風の、コジャレ倒した店ってのは数あれど
「おいおい、別の世界に来ちゃったか?」と目をゴシゴシしたくなるような
圧倒的な世界観がここには漂います。
まるでヨーロッパの裏路地にひっそりと佇む、老舗の風格を感じるのは
本物のアンティークで設えられた内観のせいなのでしょうか?
圧巻の世界62ヶ国、80種類の豆!
こんなに種類があるのは、ひとえに「好みの味を見つけてほしい」という想いから。
お客さんとの会話の中で、好みをさぐることができるよう対面販売しているそう。
土日には珈琲豆が大量に売れていくので、
月曜日は、この焙煎機がフル稼働。
店主の山岡修児さんの大切な相棒なんですって。
コーヒーメーカーに30年務め、海外の各地で本物のコーヒーを学んだ山岡さんのもとで修業し、コーヒー店を出す人も数知れず。
「応用するのは各自の自由だけどね。お湯の温度は95度、1杯のコーヒーを淹れるには20gの豆が必要。これが基本。基本をちゃんと知っていないとね。」
「本物のいい豆を使っていれば、余計な小細工はいらないの」
そもそも、コーヒー店を出したい人に教えるなんて、ライバルに塩を送るようなものだと思いますが
「協力と、借りは違うんだよ。協力はいくらでも頼めばいいんだよ。自分もその人が困っている時に協力してやればいいんだから。そうやって仲間が増えてゆくんだよ。」
ときっぱり。なんだかカッコいいなぁ。
カフェオレもすっごく美味しい・・・。こちらも、カフェオレに最も合うと言われているヨーロピアンブレンドを使い、本場の淹れ方を忠実に再現しているそうです。
女性だってときめいちゃうけど
断然、この雰囲気にはカッコいい男性が似合う気がします。
ハードボイルド小説、「ロンググッドバイ」に出て来る探偵、フィリップ・マーロウみたいな男性が現れて・・・余計なことは語らず、「いつもの」と一言。
職人が作った古いイスに腰掛け、 新聞広げながら依頼人からの連絡を待つ、そんな光景すらまぶたに浮かんできます。
↓※こちらの方は常連さん(^^)
普段はハードなスケジュールで忙しい男性たち、
自分だけの秘密の場所として、マイリストに加えてみてはどうでしょう?